日本が冬の時期に暖かい東南アジアの国に旅行したいと思っていませんか?
GWやお盆休みといった大型連休は4〜9月に集中していますが、年末年始の大型連休に加え、祝日を含む連休が毎月のようにあります。
そこで、この記事では日本が寒くなり始める11月頃からベストシーズンを迎えるタイ・マレーシア・ベトナムの地域を紹介します。
地域ごとに異なる雨季と乾季

東南アジア各国は年間を通して温暖な気候ですが、雨の少ない乾季と降水量が増える雨季が地域ごとに異なります。
雨季であっても1日中雨が続くというわけではなく、一時的に多くの雨が降るスコールが一般的です。
それでも短い連休で観光、ビーチリゾートを楽しむには晴れの日が多くなる乾季がベストシーズンです。
タイ|全面的に乾季

首都バンコクをはじめ、プーケットやパタヤ、クラビなどの人気観光地が数多く点在するタイでは11月から2月にかけて多くの地域が乾季を迎えます。(3〜5月は暑期で気温が高くなる)
11月〜2月の間でタイに旅行するなら選択肢は豊富なので、各地域の特徴を参考に行き先を決めてみてください。
なお、サムイ島・パンガン島・タオ島は2〜6月にベストシーズンを迎えます。
バンコク(首都)
多くの人が一度は耳にしたことのある首都バンコクはタイの中心部に位置し、東南アジア諸国の中でも目覚ましい発展を遂げている都市の1つです。
寺院巡り・ローカルマーケット・王宮観光・マッサージ・ショッピングとできないことはないと言ってもいいほどのバリエーションが揃っています。
日本各地の空港から直行便も出ているので、短い休みでも比較的簡単にアクセスできるのもメリットです。
見どころ豊富な首都バンコクですが、まとまった休みが取れるのであればバンコクは乗り継ぎ時間を使って観光する程度で、残りの時間はチェンマイやプーケットに滞在してみるというプランも選択肢の1つです。
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チェンマイ(北部)
タイ北部に位置するチェンマイはバンコクに次ぐ第二の都市として知られています。
山岳地帯に位置しているため自然が豊かで、有名な寺院も複数あります。
またバンコクに比べて物価が安いので、長期滞在にも最適ですが、連休などで訪れる場合は最低でも2泊3日、できれば3泊4日が理想的です。
プーケット(南部)
タイのリゾート地として知られるプーケットは南部に位置し、クラビや映画の舞台にもなったピピ島とも近い島です。
家族、カップル、友達でも楽しめるプーケットですが、ビーチリゾートだからこそ乾季の11月〜2月に訪れるのが良いでしょう。
最低でも2泊3日以上の滞在がおすすめですが、長期滞在できる方は複数点在する近隣の島を訪れてみてはいかがでしょうか。
マレーシア|一部地域が乾季

11月〜3月にかけて乾季を迎えるマレーシアのおすすめスポットはペナン島とランカウイ島の2つの島です。
どちらもそれぞれ特徴のある魅力的な旅行先となっているので、過去にどちらも訪れたことのある筆者がその詳細をそれぞれ解説します。
ペナン|落ち着きを求める方向け
首都クアラルンプールから飛行機で1時間ほどの北西に位置するペナン島はマレーシアを代表するリゾート地の1つで11月〜3月にベストシーズンを迎えます。
英国植民地時代の雰囲気が残るジョージタウンは世界遺産にも登録されている観光地ですが、ゆったりビーチでくつろぐならBatu Ferringhi(バトゥフェリンギ)というビーチ沿いのエリアを要チェックです。
海の透明度はイマイチですが、ホテルに併設されたプールと直結する美しいビーチで1日中ダラダラしながら、夕方になれば道端に並ぶ露店を訪れ、数百円程度でローカルフードを堪能できます。
ランカウイ|刺激を求める方向け
ビーチリゾートをアクティブに楽しみたい方にはランカウイ島が適しているかもしれません。
ランカウイはペナンに比べて賑やかなビーチリゾートという印象で、学生旅にもピッタリのリゾートです。
ビーチ以外にも神秘的な熱帯雨林を肌で感じられるマングローブツアーやケーブルカーでアクセスできて景色を一望できるスカイキャブなど見どころ満点の島です。
ランカウイ島は大小99の島から成り立っているので、アクティブに様々な島を訪れてみるという過ごし方も悪くないでしょう。
また、ペナンからランカウイは直行便(30〜40分程度)が運行されているので、それぞれのベストシーズンを満喫してみるのもおすすめです。
ベトナム|南部が乾季

縦に長い地形が特徴的なベトナムは南部が11月〜3月に乾季を迎えベストシーズンとなります。
一言で南部と言っても様々な地域が含まれるので、今回はベトナム最大の都市ホーチミンとビーチリゾートとして知られるフーコック島を詳しく解説します。
ホーチミン|最大の都市(旧サイゴン)
ベトナム南部最大であり、経済の中心でもあるホーチミンはサイゴンの名でも知られる活気あふれる都市です。
フランス統治時代に影響を受けた西洋の文化・建物が今も数多く残っており、アジアにいながら西洋を感じることができる異国感が観光の醍醐味でもあります。
また、商業都市を肌で感じられるバイクの交通量や活気は現地でしか味わうことのできない貴重な体験となります。
ホーチミンという都市の名前はベトナム独立運動の指導者であり建国の父であるホー・チ・ミンさんにちなんでいます。
ベトナムの通貨「ドン」には硬貨がなく、流通している9種類の紙幣すべてにホー・チ・ミンさんが採用されています
フーコック|最後の秘境
フーコックはベトナム南部に位置する島で、日本で例えると沖縄のようなリゾートです。
コロナ以前からリゾートとしての開発が進んでいますが、ダナンやハノイ、ホーチミンなどの大都市と比較するとまだまだ落ち着いた雰囲気が残る場所です。
本島から離島に繋がるケーブルカーは世界最長としてギネス記録にも認定されており、その先の離島にはウォーターパークが併設されています。
高級リゾートホテルが並ぶエリアとローカル感が残るエリアのどちらにもロングビーチが続いているので、島ならではのビーチに近い生活が堪能できます。
まとめ
これから寒くなる日本の冬を回避するために、暖かい地域を検討されている方も少なくないはずですが、特に短い期間の旅行であれば、毎日雨で思い通りのプランを過ごせなかったなどのように不完全燃焼で旅が終わってしまわないように準備・下調べが必須です。
もちろん、雨季の地域であれば人が少ないや航空券が安いといったメリットもありますが、東南アジアの常夏を十分に満喫したい方はぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。