世界遺産に本場のインドカレーやチャイ、宮殿ホテルなど。インドには心を惹きつけられる魅力が沢山あります。でも「行くのはちょっと怖い…」インドへ行ってみたいと思う人の大半が考えることかもしれません。
私も同じで、出発までずっと不安でした。
でも実際に訪れてみると、興奮と感動の連続!今は声を大にして言いたいです。
「絶景を見たい人も、映える写真が撮りたい人も、かわいい物が好きな人も、ぜひインドへ行ってみて!」と。
ここでは、そんなインドの魅力と不安になりすぎずに旅を楽しむポイントを紹介します。
「世界一カオスな国」とも言われるインドの魅力
インドは「世界一カオスな国」とも言われているので、少し怖いと思ってしまうかもしれません。
でもそのカオスこそが魅力で、惹かれてしまう理由なんです。
道のど真ん中を堂々と歩く牛に洗濯や歯磨きまで何でもありなガンジス川、街中に響き渡るクラクションの大合唱。
まさにカオスな国で驚きの連続です。
そんなカオスの中に穏やかさもあります。道端の屋台で煮だされるチャイのいい香り、屋台の前で淹れたてチャイを片手に会話を楽しむ人たち、雑多な街角でサリーを着た女性が静かにお祈りをする姿もよく見かけました。
郊外へ足を延ばすと、静かで落ち着いた絶景も広がっています。
車窓から砂漠地帯を眺めたり、静かな丘陵地帯に建つ豪壮な城を散策する穏やかな時間も過ごせます。
カオスと静けさ、どちらも味わえるのがインドの魅力です!
絶対に行ってほしい!個人的お気に入りスポット3選
インドの観光と言えば、言わずと知れた世界遺産のタージマハルですが、ここでは個人的なお気に入りスポットを紹介します。
オレンジ色に染まるガンジス川
まだ薄暗い早朝にガンジス川へ。
川辺から小舟に乗って日の出を待ちます。次第に水平線がオレンジ色に染まり、小さく顔を出した太陽は水面にキラキラ反射。
その光景は「太陽へと続く階段」のようでした。空とガンジス川がオレンジ色に染まった光景は、感動で涙が込み上げてきました。
朝日に向かって祈りを捧げる人、沐浴する人々の姿からも、ガンジス川はインド人の生活や信仰に深く根付いていることが実感できます。

ピンクシティ・ジャイプールは「かわいい」が止まらない!
首都・デリーから約260km離れたジャイプールは、「ピンクシティ」と呼ばれています。
城壁も宮殿も建物も旧市街の街全体がピンク!
歩いているだけでも楽しいジャイプールのもう1つの魅力は、お買い物天国!
1日では回り切れないほどのお店が並び、カラフルな布製品や陶器、ジュエリー、革小物などは1点ものの宝庫で、「かわいい」を連呼してしまう街です。

・象タクシーで行く丘の上のアンベール城
ジャイプール郊外の静かな丘の上にそびえる世界遺産アンベール城。
150mほどの急坂を、かわいくお化粧を施された名物の象タクシーに乗って登ります!
ゆったり揺られながら眼下に広がる砂漠地帯と山々を眺める時間は、癒しの時間です。
城内にある「世界一美しい門」とも言われるガネーシャ門は、優しい色合いが特徴で、ハーブや自然の草花で彩色されているそうです。
アンベール城で出会える光景は、多くの人がイメージしない「インドの意外な絶景」かもしれません。

日本人は目立ってしまうけど…
インドで日本人はとっても目立ちます。
ときには四方八方から強烈な視線を感じることも!
ですが、その大半は「物珍しさ」です。
旅行中、水を買ってお店を出たときのこと。
小学生くらいの女の子が恥ずかしそうに「Excuse me. Where are you from?」と話しかけてきました。
「日本だよ」と答えると、「さっきあなたのこと向こうで見かけてお話したかったの!」と。
少しお喋りして最後は「お話してくれてありがとう」と右手を出してきたので、握手してバイバイしました。
目立つのは怖いことではなく、「目立つ=交流のきっかけ」と教えてくれたかわいい女の子でした。
ラッシー屋のおじちゃんが教えてくれた、“警戒しすぎなくていい”ということ
人気のラッシーのお店へ行ったときのこと。
ターバンを巻いた丸々太ったおじちゃんが、ヨーグルトやシロップを壺に入れて混ぜている
その様子を身を乗り出して見ていると、おじちゃんが「おいでおいで」と手招きをしてきます。
近くに行ってみると、「やってごらん」と混ぜ棒を渡されました。
ジェスチャーで一生懸命教えてくれるおじちゃん。
「上手!上手!」と言うかのように笑顔で見守ってくれる他のお客さんたち。なんだか温かい気持ちになりました。
お店を出るときも、ニッコリ笑って大きく手を振ってくれたおじちゃん。
周りにいた他のお客さんたちも手を振ってくれて、人気者の有名人になったような気分でした。
そして、「もっと肩の力を抜いていいんだ」と思えた瞬間でした。
もちろん、向けられる親切を全て信用するのは危険です。
防犯面や衛生面など気をつけるべき点は多々あります。
でも、「気をつける」と「心を開く」
そのバランスが取れたとき、旅はもっと楽しくなる!
「インドを楽しむコツ」を街角のラッシー屋さんが教えてくれました。
まとめ:不安を超えた先に待っているもの
最初は不安だったインド旅行。
でも行ってみると、予想外の感動や絶景、楽しい人との交流が待っていました。
インドで見たもの触れたものは、どれも不安以上の価値があり、「行ってよかった!」と心から思える国でした。
注意が必要な国ですが、それを超えた先に忘れられない景色と感動があります。
不安を超えて一歩踏み出してみませんか?
インドでしか味わえないワクワクと感動が、きっと待っています!



