九州紅葉ツーリング3選&冬の注意点まとめ

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まさまるライター

こんにちは。旅とカメラが好きな、まさまるライターと申します。
旅で感じた人の温かさやカメラで振り返る記録と記憶。
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そして、素敵な景色をその目と心で感じて下さい。

【秋の九州ツーリングが人気な理由】

秋の九州は、澄んだ空気と色づく山々が織りなす美しい季節。エリアごとに標高差が大きく、短い距離を移動するだけで景色が劇的に変化するのが特徴です。標高の高い高原エリアでは早くから色づき始め、平地に向かうほど秋が深まるにつれて紅葉が進行していきます。この“移り変わりを走りながら体感できる”点こそ、秋の九州ツーリングがライダーに強く支持される理由です。

また、阿蘇や霧島など温泉地がルート近くに点在しているため、走った後はそのまま湯で体を温めるライダーも多く、ツーリング+温泉という贅沢な組み合わせが味わえるのも魅力のひとつです。

本記事では、そんな九州の中でも特に人気の「紅葉が美しいツーリングスポット3選」と、冬に差しかかる季節ならではの注意点を詳しく紹介します。

【九州で走りたい紅葉ツーリング3選】

➀阿蘇〜やまなみハイウェイ(熊本・大分)

紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬

阿蘇と久住をつなぐ名道「やまなみハイウェイ」は、九州を代表するツーリングルート。阿蘇外輪山の雄大なスケール感や、草原がどこまでも続く広大な風景は、バイクで走るとその魅力を存分に体感できます。秋になると周囲の山々が赤や黄色に染まり、高原地帯ならではの開放感と色のコントラストが楽しめます。

特に、標高が高い長者原付近は紅葉スポットとしても有名。視界が一気に開け、赤・黄・緑が混じり合うグラデーションが山全体を覆うように広がります。晴れた日には遠くの由布岳まで見渡せ、走っているだけで秋の絶景の中に包まれる感覚を味わえます。

立ち寄りスポット: 黒川温泉、大観峰、瀬の本高原

走りごたえ・景色・立ち寄りの充実度すべてが揃った、まさに“鉄板ルート”です。

黒川温泉
住 所 〒869‐2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594‐3
電 話 0967‐44‐0076
定休日 無(臨時休業あり)

②英彦山〜耶馬渓(福岡・大分)

紅葉の見頃:11月中旬

北九州方面からアクセスしやすく、比較的短時間で濃い秋の景色が楽しめるのが魅力のコース。英彦山は修験の山として知られ、山道沿いの参道が鮮やかに色づくため、走るたびに深まりゆく秋を感じられます。

ルートを進むと、日本新三景としても名高い耶馬渓のエリアへ。ここは切り立った岩肌と渓谷の紅葉が織りなす、まさに“芸術的な秋”。谷底から見上げる赤いモミジ、橋の上から見下ろす黄色い木々、そして岩壁の黒とのコントラストは圧巻の一言です。

また、英彦山〜耶馬渓ルートは曲がりくねった道が多く、ワインディングを楽しみたいライダーにも人気。

走りと風景の両方を満足させてくれるバランスの良いコースと言えます。

立ち寄りスポット: 青の洞門、中津耶馬渓展望所

青の洞門
住 所 〒871‐0202 大分県中津市本耶馬溪町曽木
電 話 0979‐52‐2211
定休日 24時間営業

 

③霧島〜えびの高原(宮崎・鹿児島)

紅葉の見頃:10月下旬〜11月上旬

火山帯ならではのダイナミックな景観が広がる霧島エリア。中でも、標高1200m付近にあるえびの高原は九州屈指の紅葉スポットです。高原全体が色づく時期には、赤や黄がパッチワークのように広がり、そこに火山の噴気と湯けむりが重なる光景は、他の地域ではなかなか見ることができません。

霧島温泉や丸尾滝といった観光スポットも近く、ツーリングしながら温泉に立ち寄りたいライダーには理想的。走りを楽しんだあとに、霧島の湯で冷えた体を温めれば、秋の旅の満足度はさらに高まります。

立ち寄りスポット: 丸尾滝、霧島温泉、白鳥山展望台

霧島温泉
住 所 〒899‐6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂
電 話 0995‐78‐3487
定休日 通年(周辺施設(ホテル)によって異なる)

 

【冬ツーリングの注意点】

秋の終わりから初冬にかけて、九州でも標高の高いルートでは一気に冷え込みが厳しくなります。昼間は走りやすくても、朝夕は氷点下近くまで冷え込むこともあるため、冬ツーリングは万全の準備が必要です。

■路面凍結

特に橋の上、トンネルの出入口、山影になっている場所は凍結しやすく、見た目では分からない“ブラックアイスバーン”となることもあります。気温が低い時間帯は無理をせず、日が昇ってから走るのが安全です。

■防寒対策

冷えは集中力を奪い、疲れを早める大敵。

インナーウェアは保温性の高いものを選び、ネックウォーマーやウインターグローブ、グリップヒーターなどを活用すると体が冷えにくくなります。とりわけ高原ルートを走る場合は、冬ジャケット+防風インナーなど重ね着が有効です。

■給油所・トイレの利用計画

郊外エリアでは、早朝や夕方以降は営業していない店舗も多く、冬場は特に注意が必要です。あらかじめルート上の給油ポイントや休憩場所を確認し、無理のない走行計画を立てましょう。

【まとめ】

九州は山、温泉、景勝道路が近く、紅葉ツーリングとの相性が抜群の地域です。阿蘇の雄大な草原、耶馬渓の渓谷美、霧島の火山景観など、どのルートも秋ならではの魅力に満ちています。

紅葉のピークは地域によって10月末〜11月中旬 と幅がありますが、その分長い期間楽しめるのも九州の良いところ。季節の移ろいを感じながら、安全運転で秋の九州ツーリングを心ゆくまで満喫してください。

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