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【夫婦旅】世界遺産と神話を巡る2泊3日山陰ルート!島根から鳥取へつなぐ縁結び旅【後編】

国内ストーリー
国内ストーリー
ライター
高橋 結衣

旅と共に、生きています。
ヨーロッパの街を巡り、国内では神社仏閣を訪ねて静かな時間に触れ。
また、海に潜ってはただひたすら青い世界に身を委ねたり。
旅先で出会った“心の風景”を、大切に言葉に紡いでいます。

はじめに

島根の神話と世界遺産を巡った旅も、いよいよ後半へ。
2人で向かうのは、神話「因幡の白兎」が息づく鳥取。

白い砂丘、歴史を刻む社殿、海辺の温泉
自然と伝説が溶け合う風景の中で、夫婦の絆がまたひとつ深まっていくような、そんな旅路が続きます。


今回は鳥取観光の見どころと、島根と鳥取の境にある皆生温泉の旅館「 湯喜望 白扇」での滞在を紹介します。


3日目 鳥取観光のはじまりと天気チェック

島根から鳥取へ、ドライブでつなぐ絶景ルート

出雲から鳥取方面へ向かう海沿いドライブは、朝から心が軽くなるような絶景の連続。
車窓に広がる青い海、ふと現れる小さな漁港、そしてゆるやかな山並み。

白兎神社へ向かう途中には、ちょっと立ち寄りたくなる道の駅やビュースポットも多く、2人で「ここ寄ってみる?」なんて会話が増えていくのも夫婦旅の醍醐味。

旅の準備と天気ポイント

鳥取砂丘はとにかく風が強いことが多いので、春・秋の爽やかなシーズンが観光のベスト。

天気の変わりやすいエリアなので、朝の気温や風の情報をチェックしておくと安心。


白兎神社|恋の伝説に包まれた海辺の聖地

神話「因幡の白兎」に出会う

鳥取に入って最初に訪れたい場所のひとつ。

大国主命と八上姫との、日本最古の恋物語の地として知られている由緒ある神社です。

白兎神社

境内は決して大きくないのに、なんだか息が静かに落ち着く不思議な空気。


夫婦で並んで小高い砂丘の上の階段をのぼると、白うさぎがちょこんと佇む社殿が見えてきて、その姿がほんのり優しい。

神話の舞台って、もっと格式張った場所かと思っていましたが、実際は “日常と神話の境目がふっと曖昧になる” そんな柔らかいスポットでした。

夫婦で「なんかいいね、こういうの」なんて小さく笑い合える場所。
神話のロマンより先に、素朴な風の匂いが心に残ります。

海と神話が出会う白兎海岸

参拝を終えて振り返ると、神社の向かいには空と海が溶け合うような、白兎海岸の広がる美しい景色。


潮風が心地よくて、朝や夕方の光は特に柔らかく、写真にするとまるで絵のような仕上がりに。

夫婦で並んで立ってみると、海を背景に自然と距離がぐっと近づくような…ちょっとロマンチックなスポットです。

◆白兎神社 基本情報
住所:鳥取県鳥取市白兎603
アクセス:JR鳥取駅から車で約20分
営業時間:参拝自由
料金:無料
公式サイト:https://hakutojinja.jp/


鳥取砂丘|自然が生み出す壮大なアート

広がる砂の大地で非日常体験を

鳥取に来たら外せない鳥取砂丘。
目の前に広がる壮大な“砂の大地”は、歩くたびに足が沈んで不思議な感覚。

鳥取砂丘

人気のラクダに乗れる体験もあり、ちょっとした異国気分も味わえて楽しい。

私たちも乗ってみましたが、意外とラクダの背中って固いんですね・・・!

とても大人しく、私たちを優しく揺らしながら砂丘をお散歩をしてくれて、心地の良い時間でした。


天気で変わる砂丘の表情

砂丘は天気で雰囲気がガラッと変わる場所。
晴れた日は影が美しく、風の強い日には細かな砂の模様“風紋”が芸術作品みたいに浮かび上がります。

夕方になると光が柔らかく、オレンジ色の世界に染まっていくそうで、とにかくロマンチック。
夫婦旅の余韻を深めるにはぴったりの瞬間です。

期間限定!砂の美術館でアート鑑賞を楽しむ

砂丘のそばにある「砂の美術館」では、毎年テーマに沿って期間限定で世界のアーティストが砂だけで作り上げた壮大な砂像を展示。
精巧すぎて、全部が砂で作られていることが信じられないほどの、驚きの空間です!

 天気に左右されず楽しめるので、砂丘とのセット観光がおすすめです。

展示のない期間もありますので計画を立てる時には要注意!

現在は2026年1月4日まで「砂で世界旅行・日本」をテーマに展示中です。

◆鳥取砂丘 基本情報
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山
アクセス:JR鳥取駅からバスで約20分
営業時間:散策自由
料金:無料
公式サイト:https://www.sakyu-vc.com/jp/

◆砂の美術館 基本情報
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2083ー17
アクセス:JR鳥取駅から車で15分(無料駐車場あり)
営業時間:9:00~18:00
入館料:大人800円
休館日:期間中は無休
公式サイト:https://www.sand-museum.jp/


三佛寺投入堂|断崖に佇む“奇跡の国宝”

山の中に浮かぶように建つ神秘の寺院

神と仏が宿る三徳山。
その断崖絶壁に建つ、平安時代後期の国宝「投入堂」。

役の行者が法力で投入れたとされ、 建立方法については今も謎のままなのだそう。


その存在を知ってから、一度は訪れてみたいと憧れ続けていました。
今回ようやく念願が叶う!と思っていたのですが、 私たちが訪れたのはまだ雪が残る季節。

入山不可の期間で、残念ながら投入堂にはお参りできず・・・。

この本堂で受付をしてから、入山して投入堂に進んでいきます。

自分の準備不足を恨みましたが、その“行けなかった”経験が、むしろ「今度こそリベンジしようね」という、次の旅の約束に変わる。


こういうのも、私たちの夫婦らしさということで。
山の外から投入堂を写真に収めてみましたが、遠すぎて・・・これはぜひ肉眼で見てもらいたい。

私たちも今度こそ、投入堂からの景色を自分の目で見に行きたいと思います。

入山前にチェック!参拝の準備と服装

投入堂の参拝には、動きやすい靴や服装が必須です。

「日本一危険な国宝」と称されるほどかなりハードな登山になりますので、急斜面を鎖を伝って登っていくこともあります。

また、危険があるため1人での登山も禁止等、色々と禁止事項があります。

計画を立てる際は、必ず三佛寺の公式サイトの確認が必須です!

◆三徳山三佛寺投入堂 基本情報
住所:鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
アクセス:JR倉吉駅より路線バスで約40分
入山時間:8:00~15:00
投入堂参拝登山料+入山志納金:大人1200円
入山可能期間:例年4~11月(※期間内でも悪天候や入山が危険と判断された場合は入山不可となる)
公式サイト:https://www.mitokusan.jp/


皆生温泉「湯喜望 白扇」で、心ほどける時間を

鳥取県・山陰の海沿いに広がる皆生(かいけ)温泉。
米子空港から車で20分ほどという近さでありながら、海と温泉が同時に楽しめる、旅好きにはうれしい場所です。

今回の旅では、その温泉街にある旅館「湯喜望 白扇」さんに2泊、ゆっくりとお世話になりました。


海を望む露天風呂で、とけるようなひととき

お部屋に入ってまず目に飛び込んできたのは、日本海をまっすぐに見渡せる露天風呂。

夕暮れ時、波の音に包まれながらお湯につかると、まるで海と空のあいだに自分が溶けていくような感覚になります。
朝の澄んだ光の中で入るお風呂もまた格別で、景色を独り占めしたような贅沢さ。

時間の流れがゆっくりと変わっていくのを、静かに感じられるお部屋でした。


山陰の恵みをいただく、部屋食の懐石料理

食事はお部屋でゆったりと。


山陰で獲れた新鮮な魚介や旬の食材が並び、彩りも美しい懐石料理が次々と運ばれてきます。

ひと口ごとに「おいしい…」と自然にこぼれるため息。
ただ食べるだけではなく、丁寧に作られた料理を味わう楽しさがあります。

しかも今回は結婚記念での宿泊だったこともあり、旅館の方から夫婦箸のお祝いまでいただきました。
さりげない心遣いが本当にうれしくて、旅の記憶がよりあたたかいものになりました。


旅館の“人”がくれた温かさ

白扇さんで特に印象に残ったのは、スタッフさんたちのおもてなし。
必要以上に距離が近すぎるわけではなく、でもこちらの気持ちをそっと汲んでくれる優しさがあります。

「ここを選んでよかった」
そんなふうに自然と思える宿でした。

湯喜望 白扇|基本情報
住所:鳥取県米子市皆生温泉 3-12-33
アクセス:「米子IC」より約15分
料金目安:2名1室の場合、約4万円台〜(季節・プランにより変動)
公式サイトhttps://www.yukibou-hakusen.jp/

皆生温泉「湯喜望 白扇」の予約はこちら ▶ 楽天トラベル
予約はこちらから(楽天トラベル)


まとめ

鳥取で出会ったのは、海のきらめきや風に揺れる砂の模様、山に抱かれた古寺の静けさ、そして夜の海を映す温泉のぬくもり

そのどれもが、心にそっと触れてくるような景色ばかりで。


同じ場所でも天気や時間帯で表情が変わり、その瞬間の美しさに、ふたりで思わず足を止めて見入ってしまう場面が何度もありました。

島根からスタートした“ご縁の物語”は、鳥取の雄大な自然の中でより深く、柔らかく結ばれていくように感じられます。


並んで歩く砂丘の影、夕暮れ色に染まる海、温泉でほっと息をつく時間
どれも、夫婦で過ごす旅だからこそ胸に残る特別な瞬間でした。

次の記念日には、島根と鳥取の道のりを、ぜひ2人で辿ってみてください。

季節が変われば風も光も違って見えて、出会う景色もまた新しい。
その度に、2人の物語にそっと寄り添うような、心が満ちていく旅になりますように。

高橋 結衣

旅と共に、生きています。
ヨーロッパの街を巡り、国内では神社仏閣を訪ねて静かな時間に触れ。
また、海に潜ってはただひたすら青い世界に身を委ねたり。
旅先で出会った“心の風景”を、大切に言葉に紡いでいます。

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