せっかくニュージーランドへ行くなら、その土地でしか味わえない美味しいものを心ゆくまで堪能したいですよね。旅の醍醐味は、なんといっても「食」にあるといっても過言ではありません。
ただ、ニュージーランドは日本に比べると外食のお値段が少し高めです。とくにレンタカーやキャンピングカーで旅をするような長期滞在だと、毎日レストラン……というのは、お財布にとってもかなりの負担になってしまいます。
そこで大切になるのが、レストランでのとっておきの一皿と、スーパーの新鮮な食材を賢く使い分けること。スーパーをのぞくだけでもニュージーランドらしい豊かな食卓をつくることができます。
この記事では、ワーキングホリデーで1年を過ごし、WWOOF(ウーフ|ファームステイのサービス)で現地の家族と食卓を囲んできた私が、絶対にはずさないグルメ10選をご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ!
・ニュージーランドで「これだけは食べておくべき!」という正解を知りたい
・予算は限られているけれど、食のチャンスを逃して後悔したくない
・自炊をたのしみながら、現地ならではのリアルな食生活を体験したい
【結論まとめ】ニュージーランド必食リスト
忙しい方のために、この記事の要点をまとめました。ここを押さえておけば、ニュージーランドの食で失敗することはありません。気になったものは、本文で詳細をご確認ください。
- 外食で絶対: プカキ湖のサーモン / グリーンマッスル / フィッシュ&チップス / クイーンズタウンにあるFergのパイ・バーガー / カフェのフラットホワイト&キャロットケーキ
- スーパーで買って楽しみたい: ラム肉 / グラスフェッドビーフ / 種類豊富なチーズ / ホーキーポーキーアイス
- 季節・番外編: フィジョア(秋限定) / レッドキウイ(時期が短い) / 濃厚なオーツミルク / アボカドオイル / マーマイト
- 予算が厳しい人の最適解: 「外食はここぞという時に数回+あとはスーパー食材で自炊」でも、満足度はまったく落ちません!
1. ニュージーランドといえば!「ラム肉」はラムチョップだけじゃない

ニュージーランドといえば羊。日本で目にするラム肉も、じつはニュージーランド産が多いことをご存じでしょうか。日本では高級なことも多いラム肉ですが、ニュージーランドでは手軽に食べられます。
現地のスーパーに行くと、精肉コーナーには当たり前のように「ラム」のセクションがあります。鶏・豚・牛と並んでラムが日常の選択肢にあるのは、羊の国ならではの光景です。
レストランで豪華なラムチョップを頬張るのも素敵ですが、スーパーで骨つきの塊肉を買って、キャンプサイトで豪快に焼くのもおすすめ。塩こしょうと少しのハーブだけで、お肉本来の甘みが引き立ちます。自分たちで焼いたラムを囲んで、自然の中で過ごす時間は、何よりの思い出になりますよ。
2. 実は羊より牛が多い?ヘルシーな「グラスフェッドビーフ」

ニュージーランドといえば羊のイメージが強いですが、じつは牛の数も負けていません。ここで主流なのは、広大な牧草地でストレスなく育った「グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)」です。
穀物で育つ牛に比べて赤身が多く、肉本来の力強い旨みがぎゅっと凝縮されています。日本では高級なグラスフェッドビーフも、ニュージーランドでは日常の食材。スーパーでは驚くほど安く手に入ります。
私が暮らしていたときも、牛肉を食べるのが当たり前の日常になりました。しっかりとした噛みごたえがありながら、後味はさっぱり。大きなステーキ肉をフライパンでジューシーに焼いて、ガブリと頬張る。ハーブやチャツネ(スパイス入りのおかずジャム)でアレンジを加えながら、楽しんでみてください。
3. 氷河の恵みをいただく「プカキ湖のサーモン」

南島の真ん中あたり、息をのむほど鮮やかなターコイズブルーに輝くプカキ湖。この美しい湖のほとりには、サーモンの養殖場があります。
氷河から流れ出す冷たくて清らかな水で育ったサーモンは、身が引き締まっていて、脂の乗りが抜群です。湖のほとりにあるMt. Cook Alpine Salmonでは、お刺身を買ってその場で食べることができます。この絶景を眺めながら食べる新鮮なサーモンは、まさに旅のハイライト。
詳しいロケーションや寄り道のコツについては、こちらのプカキ湖ガイド記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
4. 海辺の定番「フィッシュ&チップス」

ニュージーランドのソウルフードといえば、これ。イギリス文化を受け継いだ「フィッシュ&チップス」です。
どの街にも必ずといっていいほどお店があり、地元の人たちに愛されています。注文してから揚げてくれるお魚は、衣がサクサクで中はフワフワ。とくにおすすめなのは、SnapperやHokiなどの地魚を選べるお店です。
お店の席で食べるのもいいですが、紙に包まれたアツアツを抱えて海辺へ行くのもおすすめ。潮風を感じながら、手づかみでポテトをつまむ。そんな気取らないひとときが、旅の最高のスパイスになります。
5. ロードトリップには必須!「ミートパイ」とクイーンズタウンの名店

ニュージーランドの人にとって、パイは「国民食」です。ガソリンスタンドのレジ横から、街のベーカリーまで、どこでも気軽に買うことができます。
なかでも、クイーンズタウンにある「ファーグベーカリー(Fergbaker)」はおすすめ。ここでは、「ラム肉&クマラ(さつまいも)」のパイや、珍しい「鹿肉(ベニソン)」のパイなど、ニュージーランドらしい組み合わせを味わうことができます。
お隣には、世界中から旅人が集まる超有名ハンバーガー店「ファーグバーガー(Fergburger)」もあります。どちらも行列必至ですが、回転は早いです。テイクアウトしたら、ぜひすぐ近くのワカティプ湖のほとりまで歩いてみてください。キラキラ光る湖面を眺めながら頬張るパイやバーガーは、レストランの食事にも負けない満足感がありますよ。
6. 洗練されたカフェ文化「フラットホワイト」と「キャロットケーキ」

ニュージーランドでは、カフェ文化が盛ん。この国でコーヒーを頼むなら、ぜひ「フラットホワイト」を選んでみてください。
カフェラテよりも泡が薄く、きめ細やかでシルキーなミルクの口当たりが特徴です。エスプレッソのコクをダイレクトに感じることができます。
お供には、ショーケースに並ぶ「キャロットケーキ」を。スパイスが効いたずっしり濃厚な生地に、たっぷりのクリームチーズフロスティング。この甘みとフラットホワイトの苦味のペアリングは、旅の疲れを優しく癒してくれます。
7. ニュージーランドのアイスといえば!「ホーキーポーキー」

甘いもの好きなら、「ホーキーポーキー」という名前を覚えておいてください。バニラアイスの中に、キャラメルの粒が散りばめられた、ニュージーランド定番のフレーバーです。
スーパーに行くと、2リットルサイズなどの大きなバケツのような容器で売られていて、その迫力に驚くかもしれません。私には少し甘すぎるかな、と感じることもあるのですが、じつはとっておきの食べ方があります。
それは、エスプレッソを垂らして「アフォガード」にすること。サクサクとしたキャラメルの食感・甘みと、コーヒーの苦味が混ざり合って、とびきり贅沢な大人向けのデザートに早変わりします。
8. 日本で売ってるキウイも多くはNZから!「キウイフルーツ」

日本のスーパーに並んでいるキウイフルーツも、多くはニュージーランド産。旬はニュージーランドの秋にあたる4~5月です。
定番のグリーンやゴールドも美味しいですが、見つけたらぜひ試してほしいのが「レッドキウイ」です。中心が赤く、ベリーのような甘みがある希少な種類。収穫時期が短いため、出会えたらとてもラッキーです。
ちなみに、私は現地で「キウイピッキング」の仕事も経験しました。旬の時期に太陽の下で働き、毎日大量のキウイを食べる時間は最高の思い出です。仕事探しのコツなどは、キウイピッキング体験記で詳しく紹介しています。
9. ワインと共に!種類豊富な「チーズ」の世界

酪農大国であるニュージーランドは、チーズの天国でもあります。スーパーの棚には、迷ってしまうほどたくさんの種類が並んでいます。
私はWWOOFをしていたとき、オランダ人夫婦の家でゴーダチーズ作りを教わりました。彼らが作るチーズは、愛情たっぷりで本当に深い味わいでした。スーパーでも、カマンベールのようなブリーチーズが当たり前のように売られており、新たなお気に入りチーズになりました。
週末のファーマーズマーケットへ行けば、山羊や羊のミルクを使ったチーズや、「ウォッシュチーズ」と呼ばれる独特な香りの強いものにも出会えます。お気に入りのワインと一緒に、少しずつ切り分けて楽しむ時間は、ニュージーランドならではの「丁寧な暮らし」を感じさせてくれます。
チーズ作りを学んだときのお話は、こちらのWWOOF体験記事に綴っています。
10. プリップリの「グリーンマッスル(ムール貝)」

最後にご紹介するのは、ニュージーランド特産の「グリーンマッスル(緑色のムール貝)」です。貝の縁が鮮やかな緑色をしているのが特徴で、身がとても大きくプリプリとしています。
オークランドにある名店「ザ・オキシデンタル(The Occidental)」で食べたものは、驚くほど大粒で、口に入れた瞬間に海の香りが広がりました。やっぱり名店で味わう一皿は格別です。
番外編:スーパーで見つけたら即買い!旅を彩る+α
ここからは、もっと深くニュージーランドを知りたい人へ。スーパーで見かけたら、ぜひ手にとってほしい名脇役たちです。
秋の宝石「フィジョア(フェイジョア)」

日本ではほとんど見かけない、卵くらいの大きさの緑色の果物です。3月から5月くらいの秋にしか出回らない貴重な味。梨とぶどうを合わせたような、なんともいえない高貴な香りがします。生のままスプーンですくって食べるのもいいですが、ドライフルーツになったものも絶品です。
濃厚なオーツミルク「Boring Oat Milk」

ニュージーランドでは、ヴィーガンの人も多いので、植物性ミルクの選択肢が多くあります。そんな中でもホストファミリーに勧められて私たちがどハマりしたのが、「Boring Oat Milk」です。
コーンポタージュのように濃厚な甘みがあり、そのまま飲んでも大満足。とくに「バリスタブレンド」は、ラテにしたら絶品。日本に帰ってきてからも、この味を忘れられず、似たものを探し回ったほどお気に入りです。
自分用のお土産に「アボカドオイル」
ニュージーランドはアボカドの栽培も盛んです。そこから作られるアボカドオイルは、料理の質を一段上げてくれる魔法の油。炒めものにもいいですが、まずは焼きたてのパンにそのままひたして食べてみてください。スーパーでお手頃に買えるので、自分へのご褒美にぴったりです。
賛否両論……!食べておきたい「マーマイト」

ニュージーランドの朝食の定番ですが、見た目は真っ黒なペースト。隣国オーストラリアの「ベジマイト」とよく比較されますが、マーマイトのほうが少し甘みがあり、とろみがあるのが特徴です。
味はかなり独特ですが、じつは「八丁味噌」に近い感覚で、味噌汁や煮込み料理に使うとコクが出ます。ぜひ一度、勇気を出して挑戦してみてください。
まとめ:食を知れば、ニュージーランドの旅はもっと深くなる

ニュージーランドの食の魅力は、レストランでの外食だけではありません。ラムやビーフをスーパーで買って自分たちで焼く楽しさ、テイクアウトしたパイを湖のほとりで頬張る心地よさ。そんな、外食の感動と自炊のたのしさを組み合わせることが、ニュージーランド滞在での食体験を最高にするコツです。
大自然の中で、その土地の恵みをいただく。それは、単に「お腹を満たす」こと以上の、豊かな体験になります。
ニュージーランドを暮らすように旅してみたいと思った方は、中古車購入についての記事もぜひ読んでみてください。あなたの旅が、もっと彩り豊かなものになりますように!






