なぜ寝具選びが車中泊の満足度を左右するのか?
「車の中で寝るなんて、どこでも寝られるでしょ?」と思うかもしれません。実際、僕も最初はそう考えていました。
でも、いざ寝てみると……
- 背中が痛い
- 寒くて眠れない
- 朝起きたら首がガチガチ
この経験を通じて、車中泊における“睡眠の質”が旅の快適さに直結することを痛感しました。 だからこそ、この記事では「何を持っていけばちゃんと眠れるのか?」を中心に、寝具選びのポイントとおすすめアイテムを詳しく紹介します。

快眠の基本は“3つの断熱”にあり!
車中泊における快眠は、以下の「3方向からの断熱」を意識することで劇的に改善します。
① 底冷え対策 → マット&断熱材
→ 車の床は意外と冷えやすく、夏でも夜は底冷えします。
② 上からの保温 → 寝袋&布団
→ 肌寒い朝に目が覚めないよう、適温の寝具を選ぶのが大切。
③ 光と音の遮断 → アイマスク&耳栓
→ 街灯やエンジン音など、外部の刺激をカットする工夫が必要です。
車内ベッドDIY術|「フルフラットでも要注意」
フルフラットになる車を使っていた僕は、最初「そのままでOK」と思っていました。
しかし、シートの隙間や金具が想像以上に厄介で、眠れたものじゃない。
改善策:ベッド化DIY
- ホームセンターで合板(180cm×90cm)を購入
- 収納BOXの上に板を敷いて完全な平面を作成
- 上にマットを敷くことで「ホテル並みの寝心地」に
🔧 費用は板と支えのパーツ含めて約4,000円。
これで寝返りも快適になり、旅先での疲れがしっかり取れるようになりました。
①【マット編】フルフラットでも必要?登山用でもOK?
結論から言うと、「登山用マットでも十分だけど、厚さにこだわるべし」。 僕はNEMOの登山用マットを使用していましたが、車のフルフラットに直接敷くだけだと、金具の凸凹や硬さが気になって寝返りがしづらい日もありました。
🔍 おすすめマット比較表(例)
タイプ | 特徴 | 厚さ | 価格帯 | 備考 |
---|---|---|---|---|
登山用(NEMOなど) | 軽量・コンパクト | 約2〜3cm | 10,000円〜 | 夏〜秋向け |
エアーマット | 空気で膨らむ・収納やや大きめ | 約5〜10cm | 8,000円〜 | 厚み重視派におすすめ |
車中泊専用 | 形状記憶・厚手 | 8〜12cm | 15,000円〜 | 快適性最優先 |
②【寝袋編】夏用でいい?モンベルのどのモデルが正解?
寝袋は「寒さ対策」と「サイズ感」が鍵。
僕はモンベルの登山用寝袋(ダウン)を使っていましたが、春・秋はちょうど良く、夏は少し暑くて開いて使っていました。
💡ポイント:快適温度と使用時期に合わせよう
- 夏だけの使用なら → 薄手のシュラフやタオルケットで十分
- 春・秋も含むなら → 快適温度5℃〜10℃のモデルが◎
- 冬も予定しているなら → マミー型+ダウン素材を推奨
③【枕編】正直、なくてもいける。でも、あると超快適
忘れがちな枕。僕も最初はいらない派でした。 でも長旅になってくると、寝起きの首・肩の疲労感がじわじわ効いてきます。
🛠 工夫:
- 登山用エアピロー(空気で膨らむ)+タオルを巻く
- 使わない着替えを丸めて即席枕に
“枕っぽい形”があるだけで、安心感と快眠度が全然違います。
快眠のための+αアイテム&工夫
- ブランケット(羽織る・掛ける・敷く):温度調整に便利
- 結露対策(窓の断熱・吸湿シート):朝起きてしっとり、を防ぐ
- 耳栓 or ホワイトノイズアプリ:道の駅や高速SAでの騒音対策
- カーテン or サンシェード:光・視線を遮ることで安心感UP
まとめ|眠れるかどうかで、旅の満足度は大きく変わる
車中泊は自由で楽しい分、コンディション管理もすべて自己責任。 寝具だけは妥協せず、自分に合ったものを揃えることが、快適な旅への第一歩です。
僕自身、寝づらい夜を何度も経験してきました。 だからこそ、「寝られる旅」の価値を、心から伝えたいと思っています。
- 車中泊を始めてみたいけど「ちゃんと寝られるか不安」な人
- 最低限の道具で、快適な睡眠を確保したいミニマル派
- 寝具の選び方や、実際の使い心地を知りたい初心者
- フルフラットの車でも「なんか寝づらい」と感じたことがある人
快眠グッズ11選|あるとないでは大違い!
グッズ | 用途・効果 |
---|---|
耳栓 | エンジン音や話し声をシャットアウト |
アイマスク | 街灯や朝日がまぶしい場所でも安眠 |
湯たんぽ | 寝袋の足元に入れると冬も快適 |
USB扇風機 | 夏場の蒸れ対策に(音が静かなものを選ぶ) |
ネックピロー | 枕代わり&腰当てとしても使える |
銀マット | 窓や床の断熱に。百均でも代用可 |
モバイル電源 | 扇風機や照明、スマホ充電にも必須 |
クーラーバッグ | 食材保管と併用し、冷却にも使える |
カーテン or サンシェード | プライバシー&断熱に効果大 |
折りたたみ式ローテーブル | 寝具置き・荷物整理にも便利 |
折りたたみ収納BOX | 荷物の整理と床の段差埋めに活躍 |
季節別|寝具の選び方とレイヤリング術
▶︎ 夏(暑さ対策)
- 通気性のいいマット(3Dメッシュ系が理想)
- 薄手のシュラフ or タオルケットで十分
- ニトリのNクールがおすすめ
- サーキュレーター×網戸で虫・暑さ対策を
▶︎ 冬(寒さ対策)
- 地面に銀マット+インフレータブルマット+ダウンシュラフ
- 湯たんぽ+貼るカイロで保温レイヤー追加
- 結露対策には「新聞紙」や「乾燥剤」も有効
❓ よくある質問(Q&A)
Q:寝袋って2人分入るのある?
A:あります。ダブルサイズの封筒型が便利。ただしかさばります。
Q:下がフルフラットならマットいらない?
A:個人差ありますが、板張りでも段差や硬さはあるので、5cm以上のマットを敷くと◎
Q:どこで買うのがいい?
A:Amazon・楽天・モンベル公式など。試せるならアウトドアショップがおすすめです。
🗒 まとめ|“眠れなかった旅”は二度としたくない

快適に眠れた次の日は、朝から体も心も軽い。
逆に寝不足の旅は、せっかくの絶景も楽しめません。
車中泊の旅を続けたいなら、「寝具と寝床」は最優先で整えるべきです!
経験者として、これだけは自信を持って断言します。
この記事を読んで、快適な睡眠で素敵な旅に出かけましょう!