旅カメラの選び方ガイド|初心者におすすめの機材と基準

写真とカメラの話
写真とカメラの話

💡この記事はこんな人におすすめ

  • 初めてカメラを買おうとしているけど、どれがいいか分からない
  • スマホを卒業して、ちゃんと“撮る”旅を始めたい
  • 軽さ・画質・使いやすさをバランスよく求めたい
  • フォトグラファーのリアルな視点を聞きたい

「いいカメラ」って、どんなカメラ?

カメラを選ぶとき、多くの人が「画質がいい」「軽い」「コスパがいい」といった言葉に惹かれると思います。
でも、旅でカメラを使うなら、その基準は少し違ってきます。

旅には「歩く・登る・寝転ぶ・濡れる」みたいなシーンが付きもの。どれだけ良いスペックのカメラでも、重くて出すのが億劫になるなら、それは“旅カメラ”としては失格です。

僕が考える“旅カメラ”の選び方は、以下の3つが基準です。


🔍 旅カメラ選びの3つの基準

① 軽さと携帯性

旅は移動が多い。ザックの中に入れてもストレスにならない重さが大切。 重すぎると、「出すのがめんどくさい」と感じて、結局スマホばかりになることも。

たとえば登山やバンライフ中など、手軽に取り出せることが「撮る」頻度を大きく左右します。
旅中の“撮れなかった”って案外、カメラを持ち出す気になれなかったせいだったりします。

② 自分のテンションが上がること

“これ、持って旅したいな”って思えるデザインや使い心地。 見た目も大事です。

旅の相棒として、愛着を持てるかどうか。

たとえばFUJIFILMのカメラを持ってると、現地のカフェ店員さんに「それカッコいいね!」って言われることもあるそうです。
同じカメラ使っている人同士仲良くなったり、旅先でのコミュニケーションツールにもなる、不思議な魅力があります。

③ 画質より「残せること」

画質の良さも大切だけど、それより「自分の記憶がよみがえる写真」が撮れるかが重要です。

色の出方やボケ感、自分の感覚に合うかどうかが大事。

たとえば、同じ景色でも撮るカメラによって印象が全然変わります。
「この色、旅先で見たまんまだ…」と思えるような色再現は、感動を後から呼び起こす力があります。


僕が選んだカメラ:SONY a7RIII

僕が旅で愛用しているのが、SONYのフルサイズミラーレスカメラ「a7RIII」。

日本一周でも海外でも、たくさんの思い出をこのカメラと共に切り取ってきました。

✅ 実際に使って感じたポイント

  • コンパクトながらフルサイズの解像感
  • ボディ内手ぶれ補正が優秀で、手持ちでも安心
  • バッテリーが長持ち(1日撮っても交換いらず)
  • 高画素機なのでクロップしても画質を保ちやすい
  • RAWデータの階調が豊かで、編集にも強い

特に「暗い場所でも撮れる」「人の肌が自然に写る」点が旅先では重宝しました。
そして何より、持っていて気持ちが上がる。撮りたくなる。 この“気持ちの部分”が、やっぱり旅カメラには大切なんだと思います。

旅中、何度も思いました。「この1台を持ち歩きたい」と思えるかどうかが、カメラ選びの本質なんじゃないかって。 どんなにスペックが良くても、持ち出したくならないカメラは、自分にとって“合ってない”のかもしれません。

だからこそ、カメラを選ぶときの一番の基準は、「自分が持ち歩きたいと思えるかどうか」

この気持ちが、撮る行為そのものに大きな違いを生み出してくれると実感しています。

もちろん初心者には少しハイスペックかもしれませんが、だからこそ「この一台を長く使いたい」と思えるカメラでした。


初心者におすすめするなら?

● カメラに慣れたい人 → SONY ZV-E10やα6400

  • 軽くて扱いやすいAPS-C機。旅にもぴったり
  • レンズ交換ができるので、ステップアップもしやすい
  • 写真も動画も両方撮りたい人に特に◎

● できるだけ軽くしたい人 → RICOH GR III

  • ポケットに入るコンパクトさ
  • スナップが好きな人に特におすすめ
  • 街歩きメインの人に理想的

● 価格を抑えつつ、画質も大事にしたい人 → FUJIFILM X-S10

  • フィルムライクな色味とコンパクトなボディ
  • 初心者でも「撮って出し」で美しい色が楽しめる

🔁 カメラ以外の“周辺機材”にもこだわりを

旅カメラは本体だけじゃなく、“周辺機材”も旅の快適さを左右します。

▶ レンズ

カメラを使うのはレンズが大切!
自分が撮りたい写真が撮れるレンズと出会えると世界が変わります!

▶ ストラップ

重さの負担を減らすには「幅広タイプ」や「斜めがけ」が◎。

Peak Designのストラップを使っていますが、着脱も簡単で便利。

▶ 予備バッテリー&モバイルバッテリー

長旅では必須。純正でなくても性能のいいサードパーティ製も検討価値あり。

▶ 撮影データの保存方法

SDカードは複数枚+クラウド連携(GoogleフォトやLightroom)も併用しています。

僕も一度大事なデーターが消えてしまったことがありました。
旅先でデータが消えるのは精神的ダメージが大きいので、バックアップはぜひ二重で。


最後に伝えたいこと

「どのカメラが正解か」よりも、「どんな写真を撮りたいか」のほうが大切です。

スペックや価格も大事だけど、 それ以上に、“旅に連れて行きたい”って思える一台を選んでほしい。

カメラは「風景」だけじゃなく、その時の「感情」を残してくれます。

だから、あなたの旅がきっともっと深くなるので、皆さんもカメラを持って旅に出てみましょう!

Webライター・旅人・フォトグラファー

2022年10月〜2024年3月:
車中泊で47都道府県制覇!旅をしながら300名以上の笑顔を撮影!
2024年9月〜現在:オーストラリアで生活中

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