はじめに
はじめてのバックパック旅。持ち物の選び方は、旅の快適さを大きく左右します。
何を持っていくべきか迷い、結局いろいろ詰め込んでしまって後悔……というのは、僕も初心者の頃に経験したことです。
この記事では、国内で1週間ほどの長旅を何度も経験してきた僕が、「本当に使ってよかった」「軽さを優先して正解だった」と感じたアイテムを10個厳選して紹介します。
すべて実体験に基づく内容で、旅の質をぐっと高めてくれたアイテムばかり。これから旅に出ようとしているあなたの参考になれば嬉しいです。

バックパック旅の装備で大切にしたいこと
- 軽さが命:移動が多い旅では、荷物の重さが疲れの原因に。軽ければ旅の自由度が格段に上がります。僕は旅の途中で2kg分の荷物を捨てた経験があり、その後の快適さが全然違いました。
- 街で補えるものは持たない:コンビニやドラッグストアがある場所なら、現地調達でOK。絆創膏や洗剤、食料は現地で十分まかなえます。
- 多用途アイテムを選ぶ:1つで2役以上こなせるアイテムを選ぶことで、荷物が減らせます。たとえば手ぬぐいは「タオル+目隠し+枕カバー」などに変身します。
本当に使えた持ち物10選(+理由付きで紹介)
1. 手ぬぐい or 速乾タオル
軽くて乾きが早く、風呂・洗顔・汗拭き・日除けなど万能。
僕は登山や離島旅で購入したの手ぬぐいを愛用しています!
かさばることもなく、速乾性が抜群で、洗濯後すぐに乾きます!
防寒や暑さ対策、目隠し、簡易の枕カバーにもなります。
この手ぬぐいって本当に有能で、現在オーストラリアで生活していますが、タオルは使わず、手拭いで生活しています。
それほど便利なものなので、ぜひ一枚手にとってみてください。

2. ウルトラライトダウン(UNIQLO)
気温差がある地域や季節の変わり目に大活躍。
東北や北海道での朝晩や、標高が高い登山の際に本当に助けられました。
コンパクトに収納でき、寝袋の上に掛けるだけで保温力が格段に上がります。
よく、電車やバス、飛行機などに乗る際に寒いことが多いので、一枚持っておくと安心につながります。
3. 圧縮バッグ
特に着替えを小さくまとめたい人に最適。
衣類をグルグル巻いて空気を抜くと、バックパック内に余白ができて、ストレスが激減しました。
4. モバイルバッテリー(Anker PowerCore)
Googleマップやカメラを多用する旅では、スマホが命綱。
2〜3回分フル充電できる軽量モデルを選べば安心です!
5. 折りたたみ傘(mont-bell)
突然の雨に強いのはやっぱり傘!
僕が利用しているのはmont-bellの折り畳み傘です。
軽くて、風にも強いので安心して利用できます!
6. エアリズム(UNIQLO)インナー上下
通気性、着心地、速乾性、すべて優秀。
毎晩洗っても翌朝には着られる。1着で何日も使いまわせます。
7. tevaのスポーツサンダル
靴を履くと、靴下を洗わなければいけなくなるので僕は旅中は基本サンダルで行動していました。
街中でも軽いハイキングでもずっと履けるので、おすすめです。
8. 洗濯ネット or ジップロック(大・中・小)
旅の途中で「使ったもの/使ってないもの」「濡れたもの/乾いたもの」の分類に必須。
ポーチ代わりにもなり、見た目も整います。
9. 小型エコバッグ(シュパットなど)
スーパーや市場での買い物、洗濯の運搬用にも使えます。
僕が利用しているのは折りたたみ型のリュック。
バックパックのサイドポケットに忍ばせておける薄さが魅力。
10. 最小限の医療セット(ジップ袋入り)
絆創膏、頭痛薬、胃薬、アレルギー薬、風邪薬。1回分ずつに小分けしておけば軽い&かさばらない。
意外と現地では売ってない薬もあるので、自分に合ったものは持っておくと安心。
「持っていったけど不要だったもの」
- 厚手のガイドブック → 情報はスマホで十分。ルートや時刻表もアプリでカバー。
- 着替え3日分以上 → 洗濯すればOK。バックパッカーは洗って乾かすが基本。2日分で十分です!
パッキングの工夫と軽くするコツ
- 頻出アイテムはトップに収納:スマホ充電器、ガイドブック、傘など「1日3回以上使うもの」は上部へ
- 日常的に使うものはサコッシュへ:移動中の取り出し頻度を考えて、財布・パスポート・除菌シートなどを分ける
- 空間にゆとりを残す:現地で買うお土産や、思い出の紙もの(チケット・地図)を入れるスペースを想定
旅の初日は「余裕」を持っているかどうかが気持ちの安定につながります。

おわりに|軽さ=旅の自由
旅の経験を重ねるほど、荷物はどんどん軽くなっていきます。
「これもいるかも」と思って詰め込んだものより、「これだけあれば大丈夫」と思えるものの方が、実は旅をより自由にしてくれる。
最初の旅で“荷物の多さ”が足を引っ張った僕は、それ以来「軽さ重視」の装備に切り替えました。すると、疲れにくくなり、移動の選択肢が増え、旅先のアドリブにも強くなれました。
初心者こそ“軽さ”を味方にして、余白のある旅を楽しんでほしい。
あなたの旅が、身軽で自由なものでありますように。