「お金はないけど時間はある」「なにか人と違うことがしたい」
そんな大学生バックパッカーにおすすめしたいのがアフリカ旅です。
『アフリカ』と聞くと【遠くて費用がかさみそう】や【危険じゃないのか】【治安は大丈夫?】といった感想を持つ方も多いのはずです。
しかし、実は思っているよりも低予算で実現することが可能です。
この記事では3つのキーワード【40万円】【1ヶ月】【2〜3人】をアフリカバックパッカーの経験のある筆者が詳しく解説します。
筆者は2020年3月大学在学時に約1ヶ月間アフリカ大陸のエジプト・ケニア・タンザニア・南アフリカを後輩と2人でバックパック旅をしました。
【40万円】アフリカ旅行を低予算で実現させる方法

アフリカ旅行と聞くと、かなりお金がかかってしまう印象があるかもしれません。自分自身もそう思っている1人でした。
しかし、この3つを押さえると40〜50万円程度でアフリカを旅することができます。40万円は大金ですが、大学生なら実現可能な金額です。
- 交通費
- 観光料
- 宿泊費
3〜4か月バイトをして、月に2〜3回の飲み会を我慢すれば人とは違う一生ものの体験を手に入れられます。
小刻みな移動で交通費を節約
日本からアフリカ大陸まで往復航空券を予約すると、それだけで30万円以上かかってしまいます。
そこで必要なのが、小刻みな移動です。
日本とアフリカの間に位置するハブ空港を利用しながら、少しずつアフリカ大陸に近づいて行く方法で自分自身も航空券を往復往復15万円程度(2020年)に抑えることに成功しました。
具体的には日本-香港-ドバイ-エジプト-ケニア…などハブ空港がある都市を片道航空券で進んでいきます。
アフリカ大陸に近づくための主なハブ空港
- ソウル(仁川)
- 中国
- ドバイ
- アブダビ
- トルコ(イスタンブール)
- ドーハ
- インド など
観光する場所や物の事前リサーチ
アフリカ大陸の多くの国は全体的に日本と比べて物価が安いですが、観光業が盛んな国における観光物価は高めです。
例えば、有名なケニアのマサイマラ国立公園は2泊3日のプラン(移動費・入場料・食費・宿泊費)で1人10万円程度かかります。
ぼったくりのように聞こえますが、マサイマラ国立公園の入場料がケニア国民以外は1日2万円以上かかることもあり、これくらいが相場です。
時期によって金額も変動するので、時期と訪れるサファリの相場を確かめておきましょう。
仲間を集めて宿泊費を抑える
自分自身も旅行の際によく使っているのがAirbnbという民泊アプリですが、基本的に人数ではなく、部屋に対して値段が設定されているので、1人で泊まるよりも2人、3人で泊まると1人あたりの宿泊費を抑えることができます。
お金を節約する分、時間をかけることになるので、宿泊費もかさみますが、複数人で泊まることで日々の宿泊費を半分もしくは3分の1に抑えることができます。
旅を共にする仲間の目安は自分を含め2〜3人がおすすめですが、その詳しい理由を次のセクションにまとめました。
【2〜3人】アフリカ旅行の危険回避に必要なメンバー

アフリカ旅行に行く際は自分含め2〜3人で行くのがベストなメンバー構成です。
実際に自分は、当時の大学の後輩と2人で約1ヶ月間過ごしましたが、その時に感じたリアルなメリットとデメリットを紹介します。
2〜3人でアフリカ旅に行くメリット
- 宿泊費を抑えられる
- 旅を共有できる
- チームワークで負担を減らせる
2〜3人でアフリカに行くメリットは宿泊費の節約だけでなく、感動や思い出の共有ができるというポイントもあります。
普段、日本で生活していると気づくことのない「当たり前が当たり前ではない」ことを目の当たりにして、その感情をすぐに他人と共有できるのも複数人での旅のメリットです。
さらに、バックパッカーである以上、常に重い荷物を持って移動することになりますが、トイレに行く際に「荷物を見ておいて」とお願いできるのも地味ながら、かなり助かります。
2〜3人でアフリカ旅に行くデメリット
- 日程や予算の合う友達を探すのが難しい
- 長期間を一緒に過ごすためストレスも起こり得る
40万円の資金を用意できて、同じ日程で1ヶ月間ストレスなくアフリカに行ける友達探しは中々簡単ではありません。
資金集めや計画も大変ですが、それ以上に共に旅に行ける友達探しが困難になるので、3〜6ヶ月程度の余裕を持った事前準備を強くおすすめします。
【1ヶ月】アフリカ旅に最適な期間

時間をかけて旅することで費用を抑えるというやり方も宿泊費や食費を考えると限度があります。
個人的な感覚としては1ヶ月程度が最適で、どんなに長くても2ヶ月が限界でしょう。
アフリカ大陸は想像以上に巨大で、東側だけでも全てを陸路で移動しようとすると3〜6ヶ月かかります。
飛行機移動で時間を節約するか、陸路移動で資金を節約するか、時間と予算のバランスも計画が必要です。
アフリカ大陸内のフライトは距離に対して金額が高めで、特に西アフリカは空路での移動が大きな出費になります。空路を使う場合、東アフリカの方が予算は抑えられる印象です。
また、国や地域によっては紛争や治安悪化により陸路での移動が困難な場合もあるので、時間や予算以外にも治安や情勢も考慮してください。
まとめ|大学生バックパッカーが知ったアフリカのリアル
実際に自分自身が大学時代アフリカへバックパッカーとして訪れたことは今でも忘れることはなく、心から行って良かったと感じています。
冒頭の繰り返しになりますが、「お金はないけど時間はある」「何か人と違うことがしたい」そんな思いのある大学生バックパッカーにはぜひ挑戦してほしいと思います。
もちろん、治安や情勢、家族の理解なども考慮すると簡単なことではありませんが、少しでも興味があれば、この記事を参考に、費用を抑えながら有意義なアフリカ旅にトライしてみてください。



