はじめに

はじめに|なぜ国内旅にバックパックがいいのか?
「国内旅行ならスーツケースで十分じゃない?」
そう思うかもしれません。
でも、ぼくがバックパックを選ぶ理由は明確です。
- 階段、砂利道、細い路地などでキャリーは意外とストレス
- 電車やバス移動で持ち上げやすく、柔軟に動ける
- 旅先の出会いや予定変更に対応しやすい
日本各地を旅して痛感したのは、「小回りがきく」という自由さ。
観光地ではなく、ふと立ち寄った路地裏やローカルなバスにも、バックパックなら気軽に飛び乗れます。
国内旅にこそ、『衣食住を背負えるくらいの荷物』がちょうどいいと思っています!
この記事では、旅の準備をこれから始める人に向けて、持ち物選びのコツとパッキングの工夫もお伝えします。
バックパック旅を快適にする7つのコツ

① バックパックは「街歩きOKなサイズ」を選ぼう
僕が持っているバックパックは元々は登山で利用していたものです。
グレゴリーというブランドの PARAGON58 というバックパック
数年利用しているので、年季は入ってきていますが、まだまだ現役です。
- 目安は40〜50L程度
- 電車やバス内でも邪魔にならず、機動力アップ
- 背面パッドやチェストストラップ付きだとさらに楽
💡 ポイント
「背負ったときに違和感がない」フィット感を重視しよう!
② 荷物は「現地調達できるか」で取捨選択
- シャンプー、日焼け止め、軽食などはコンビニ調達OK
- 必須アイテムだけを厳選してパッキング
💡 ポイント
荷物が少ないほど、旅の自由度は高まる。
③ パッキングは「使用頻度」でエリア分け
- よく使うもの(スマホ、財布、レインウェア)はすぐ取り出せる場所へ
- 宿泊用(着替え、洗面道具)は下の方へ収納
- 重たいものは体に近い位置にまとめる
💡 ポイント
「取り出す回数×時間」を減らして、快適さアップ!
④ 衣類は3日分+天候対応アイテムだけ
- 半袖Tシャツ×2、長袖シャツ×1、ズボン×1、下着・靴下各3セット
- 防寒用にウルトラライトダウン
- 雨具も必携(小さくたためるレインウェアがおすすめ)
💡 ポイント
「洗えばOK」精神で持ち物を最小化。
⑤ 旅の質を左右する「靴」と「サンダル」
- 歩きやすいスニーカー必須(軽量でクッション性◎)
- 宿やリラックスタイム用に軽量サンダルも持参
💡 ポイント
移動距離が長い国内旅ほど、「靴」は最重要装備!
ちなみに僕はほぼサンダルで生活しています!
⑥ コンパクト寝具があると、旅がもっと自由になる
- 軽量寝袋やサマーブランケット
- アイマスク&耳栓も必須アイテム
💡 ポイント
「急なフェリー泊」や「簡易宿」でもぐっすり眠れる準備を。
⑦ 無理なスケジュールは組まない
- 1日に詰め込みすぎない
- 「余白」を楽しむ旅にする
- 疲れたら休む勇気を持つ
💡 ポイント
「距離」より「体験の深さ」を重視しよう。
持って行ってよかった!旅を快適にしてくれた必須アイテム
✅ 1. 軽量速乾タオル(代わりに手ぬぐい)
→ コンパクトで乾きが早く、風呂でも洗濯でも使える万能アイテム。 僕は日本の“手ぬぐい”派。洗ってすぐ乾くし、首にも巻けて便利。
✅ 2. 登山用マット(NEMO)と寝袋(モンベル)
→ 車中泊でもドミトリーでも大活躍。薄くても快適な睡眠の質は大切。
✅ 3. USB充電式小型扇風機
→ 夏の車中泊では命綱。蒸し暑い夜にこれがあるとないとでは全然違う。
✅ 4. 折りたたみ式エコバッグ/圧縮袋
→ 荷物整理や買い物、濡れた服を分けておくのにも便利。
✅ 5. ワンプッシュの虫除けスプレー
→ 特に夏、窓を開けた瞬間に蚊が入って地獄を見たことも…
正直いらなかった・使わなかった物リスト
- ❌ 「念のため」の2枚目の長袖シャツ → 結局着なかった
- ❌ 厚手の本 → 荷物になるだけ。Kindleで十分
- ❌ 見た目重視の革小物 → 雨に弱いし手入れが面倒
最初は“もしも”を想定しすぎて荷物が膨らみがち。でも、実際は「なくてもどうにかなる」ことばかりです。
旅人視点の「持ち物選びのコツ」
- 長旅=“便利より軽さ”重視:少しの不便より、毎日の快適さを優先
- 1軍と2軍を分けて考える:よく使うものはすぐ出せる場所に
- 街で補えるものは現地調達:コンビニ・100均で代用可能なものは削る
バックパック旅のリアルなパッキング術
ここからは、さらに具体的なパッキングのテクニックを紹介します!
✅【バックパック内の収納例】
- 上層:すぐ使うもの(財布、チケット、スマホ)
- 中層:洗面セット、小物類
- 下層:寝具、着替え
- サイドポケット:折りたたみ傘、ドリンクボトル
🔸重いもの=できるだけ背中側へ配置!
✅【パッキング小ワザ】
- 衣類をコンパクトな袋に詰め込む!
- 電子機器・ケーブル類はポーチにまとめる
- ジップロックに濡れモノ・汚れモノ対策
- サコッシュやウエストポーチも活用(貴重品管理に◎)
5. 実際の1週間バックパック旅の中身【例】
カテゴリ | 持ち物リスト |
---|---|
衣類 | Tシャツ×2、長袖×1、下着×3、靴下×3、速乾パンツ×1、ウルトラライトダウン |
衛生用品 | 歯ブラシ、石鹸、タオル、爪切り、日焼け止め、薬(頭痛薬など) |
デジタル | スマホ、モバイルバッテリー、充電ケーブル、カメラ、SDカード |
調理・食 | スプーン、インスタント味噌汁、ふりかけ、折りたたみコップ |
その他 | 筆記具、ノート、旅日記、虫除け、懐中電灯 |
旅の準備で大切な3つのこと
☑️ ① 使うイメージを持つ
→ 「どの場面で使うか?」を想像できないものは持たない。
☑️ ② 荷造りは出発2日前がベスト
→ 前日だと焦る、1週間前だと忘れる。
☑️ ③ 一度旅に出てから調整する勇気
→ 完璧な装備なんてない。必要になったら現地で手に入る。
おわりに
旅の準備は不安がつきもの。 でも実際に出てしまえば、「なくてもなんとかなる」「むしろ持ちすぎてた」と思うことの方が多いです。
大事なのは、荷物を“軽くすること”ではなく、“旅を楽しめるようにすること”。 あなたの旅が、もっと自由で、もっと心地よいものになりますように。
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