【初心者向け】初めての海外一人旅におすすめの国の選び方|治安・英語圏・物価で失敗しない10選

旅のガイド
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ライター
kohei

2022年10月〜2024年3月、日本全国47都道府県を車中泊で巡る旅を実施。
旅の途中で出会った300名以上の人々の笑顔をカメラに収め、写真と言葉で「その人らしさ」を切り取ってきました。
現在はニュージーランドを拠点に活動中。
南半球の豊かな自然やローカルの暮らし、旅の中で出会う“心が動く瞬間”を、写真と文章で発信しています。

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初めての海外一人旅は、旅の経験値よりも「国選び」で難易度が決まります。
英語が得意じゃなくても、計画が完璧じゃなくても、国の相性が良ければちゃんと旅を楽しむことができます。

逆に、国選びを外すとこうなりがちです。

  • 空港到着が遅くて、宿までの移動で焦る
  • 交通が複雑で、移動だけで疲れる
  • 物価が高くて、選択肢が減る
  • “なんとなく不安”がずっと消えない

この記事では、初心者が失敗しないための「選び方の基準」と、おすすめ国10選をまとめます。


【初心者向け】海外一人旅の始め方|不安が消える準備・安全・費用まで完全ガイド


結論:初心者は「安心の条件」を満たす国を選ぶほど成功する

初めての一人旅で大切なのは、冒険よりもまず「安心で回る旅」を作ることです。

そのために、国選びは次の条件を満たすほどラクになります。

  • 夜の移動が少なくて済む(安全・心の余裕)
  • 交通が分かりやすい(迷子ストレスが減る)
  • 英語が通じやすい環境(助けを求めやすい)
  • 物価が極端に高すぎない(選択肢が減らない)
  • 情報が多い(調べれば解決できる)

初めての海外一人旅で失敗しない5つの判断軸

① 治安|重要なのは「国名」ではなく“動線”

治安は、国のイメージよりも
到着時間・移動手段・宿の立地で決まります。

初心者が不安を感じやすいのは、次のような条件が重なったときです。

  • 空港到着が夜遅い
  • 宿が中心地から離れている
  • 夜に徒歩移動が必要になる

この状態だと、治安の良い国でも一気にハードルが上がります。

宿を選ぶときのチェックポイント

  • 夕方までに到着できるフライトがある
  • 空港から市内までの移動がシンプル(鉄道・バス・配車)
  • 宿が中心地・駅近・レビューが安定している

「夜に無理をしない旅程」が組めるかどうかが最優先です。


② 距離|初回は「短距離・乗り継ぎ少なめ」が正解

移動の疲れは、想像以上に判断力を奪います。
初心者ほど 移動が楽=安心感が高い です。

目安としては、

  • 直行便がある、もしくは乗り継ぎ1回まで
  • 時差が小さい
  • フライト時間が極端に長くない

最初の一人旅では「移動そのものを冒険にしない」方がうまくいきます。


③ 英語|必要なのは語学力より「通じやすい環境」

大切なのは、英語が話せるかどうかではありません。
困ったときに助けを得やすい環境かどうかです。

チェックしたいポイントは、

  • 観光客が多く、情報が豊富
  • 英語表記が多い(駅・空港・メニューなど)
  • 宿や交通機関が英語対応している

「話せなくても、なんとかなる」環境は、旅の余裕を大きく左右します。


④ 物価|予算が限られるなら「宿と食」が軽い国を

旅の満足度は、現地での選択肢の多さに直結します。
物価が高すぎると、

  • 食事を選ぶのが怖くなる
  • 移動や観光を我慢しがちになる

初心者ほど、
宿泊費と食費が抑えやすい国=心に余裕が生まれる国です。


⑤ 旅のスタイル|初回は「都市拠点」が安定する

自然や離島の魅力は大きいですが、
初めての一人旅では情報量と交通の少なさが壁になりがちです。

おすすめは、

  • 都市に滞在する
  • 都市+日帰りで自然や郊外を楽しむ

まずは「戻れる拠点」を持つことで、旅全体がぐっと楽になります。


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海外一人旅は、最初の1〜2泊だけでも予約しておくと安心です(空港到着日・初日の移動がラクになります)。

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初めての海外一人旅におすすめの国10選

ここからは具体的に紹介していきます。
初心者は「国名」だけでなく、最初の都市(拠点)までセットで決めると一気に楽になります。

1) 台湾(台北)

「海外が初めてでも、いちばん肩の力を抜いて行ける場所」

日本から近く、治安が良く、人がとにかく親切。
日本語が通じる場面も多く、夜市やカフェ文化も一人旅と相性抜群です。

「海外に来た」という実感を持ちつつ、ストレスが少ない国です。

おすすめ理由:近い/MRT(地下鉄・都市鉄道)で移動が簡単/ご飯が美味しい/一人でも過ごしやすい
最初の動き方:台北に固定して、九份・淡水などを日帰り
こんな人向け:初海外の緊張を最小化したい


2) 韓国(ソウル)

距離が近く、週末+αでも行けるのが魅力。
カフェ、ファッション、グルメと、街歩きが楽しい都市です。

  • 空港から市内アクセスが簡単
  • Wi-Fi・交通ICが整っている
  • 一人ご飯・一人カフェ文化が浸透

初海外で「都市型の一人旅」をしたい人におすすめ。

おすすめ理由:近い/都市型で回しやすい/短期でも満足度が高い
最初の動き方:ソウル1都市で完結(中心地寄りに宿)
注意:深夜の単独移動は避け、帰りは配車/タクシーでOK


3) シンガポール(シンガポール)

「英語圏デビューに最適な超安全国家」

清潔・安全・インフラ完璧。
英語が公用語なので、海外での会話に慣れる練習にもなります。

  • 治安が非常に良い
  • 交通・表示が分かりやすい
  • 多国籍文化で刺激が多い

物価は高めですが、その分“安心料”と思える国です。

おすすめ理由:治安・清潔・英語・交通が強い/初心者が“詰みにくい”代表格
最初の動き方:3〜5日で完結。観光も移動も分かりやすい
注意:物価は高め(安心代として割り切れる人向け)


4) タイ(バンコク+チェンマイ)

「旅の自由さを一気に感じられる国」

初海外でも行きやすく、慣れてきたら地方にも挑戦できる懐の深さがあります。

  • 宿が安く長期滞在しやすい
  • 一人旅バックパッカーが多い
  • 都市と自然の両方を体験できる

「旅って楽しい」と実感できる国。

おすすめ理由:旅人が多く情報が豊富/宿が手頃/観光地は英語も通じやすい
最初の動き方:バンコク→チェンマイ(移動は増やしすぎない)
注意:スリ・詐欺対策は前提。移動は配車アプリ中心が安心


5) ベトナム

「物価の安さとローカル感を味わえる」

一人でも生活コストを抑えられ、街歩きが楽しい国。

  • 食事がとにかく安い
  • カフェ文化が根付いている
  • フランス植民地時代の街並み

初海外+“少し冒険したい人”にちょうどいい。

おすすめ理由:物価が優しい/街がコンパクトで初心者向き/一人でも居心地が良い
最初の動き方:ダナン拠点で日帰り・近郊へ
注意:交通(バイク)は無理しない。徒歩+配車でOK


6) マレーシア(クアラルンプール)

「日本人が“暮らす視点”を持ちやすい国」

英語が通じ、物価も比較的安く、食事も日本人向き。

  • 英語+アジアの安心感
  • 長期滞在やノマドにも向く
  • 多民族文化で価値観が広がる

旅と生活の境目を感じやすい国です。

おすすめ理由:英語が通じる場面が多い/旅の組み立てがしやすい/都市滞在が楽
最初の動き方:クアランプール+余裕があればペナン
注意:宿は駅近・中心地で選ぶ(移動ストレスを減らす)


7) アイルランド

「ヨーロッパで一人旅を始めるならここ」

英語圏で人が温かく、田舎と都市の距離が近い。

  • 英語が聞き取りやすい
  • パブ文化で一人でも溶け込める
  • 自然と街がバランス良く存在

ヨーロッパ初心者に優しい国。

おすすめ理由:英語圏で不安が減る/都市滞在+日帰りが作りやすい
最初の動き方:ダブリン拠点で日帰り中心(移動を増やさない)
注意:宿代が高め。早め予約+キッチン付きで調整しやすい


8) オーストラリア(シドニー/メルボルン)

「ワーホリや長期滞在につながる国」

治安が良く、多国籍で一人行動が普通。

  • 英語圏で生活イメージがしやすい
  • カフェ・自然・都市が共存
  • バックパッカー文化が成熟

「次は長く海外に住みたい」と思わせてくれる国。

おすすめ理由:英語圏/ルールが分かりやすい/情報が多い
最初の動き方:1都市で完結(初回は欲張らない)
注意:物価高め。予算は余裕を持つと楽しめます


9) ニュージーランド(オークランドorクイーンズタウン)

「自然と向き合う一人旅」

人が穏やかで、静かな旅ができる国。

  • 治安が良い
  • 一人ハイキング・キャンプがしやすい
  • 自分と向き合う時間が取れる

観光より“体験”を重視したい人に。

おすすめ理由:英語圏/治安が良い/自然の中でも一人行動しやすい
最初の動き方:1都市+近郊自然スポットで完結
注意:物価はやや高め。特に宿泊費と食費に余裕が必要
都市間移動は距離があるため、初回は移動日を少なめに。


10) スイス(チューリッヒ/ルツェルン)

「一人旅の完成形」

物価は高いが、その分安心感と景色の完成度が別格。

  • 交通が正確で迷いにくい
  • 治安が非常に良い
  • 一人で自然を楽しむ文化

初海外というより、「一人旅に慣れた人のご褒美旅」。

おすすめ理由:安心感が強い/鉄道が強く移動が分かりやすい/“無理しない旅”が作りやすい
最初の動き方:拠点を1つに固定して日帰りで広げる
注意:物価は最上級。短期集中+スーパー活用で調整


迷ったらこれで決める:タイプ別おすすめ

  • とにかく簡単&安心:台湾 / シンガポール
  • 英語圏で挑戦したい(不安が減る):アイルランド / オーストラリア / ニュージーランド
  • 安くて経験値を上げたい(情報も多い):タイ / ベトナム / マレーシア
  • 治安と移動の安心感を最優先(予算に余裕):スイス / シンガポール

初心者の国選び「最終チェックリスト」

国が決まったら、出発前にここだけ確認すればOKです。

  1.  到着が夜にならない便にできる(または空港近くに1泊)
  2.  空港→宿の移動が簡単(迷わない)
  3.  宿は中心地・駅近・レビュー安定
  4.  1都市固定(+日帰り)で旅程を組める
  5.  ネット手段(eSIM/SIM/Wi-Fi)が決まっている
  6.  クレカ2枚+現金少額の分散ができている

よくある質問(FAQ)

Q. 初海外でヨーロッパは難しい?

難しいというより、「拠点固定+日帰り」にすれば問題なく回ります。スイスは物価こそ高いですが、移動が分かりやすく安心感が強いので、初心者でも成立しやすいです。

Q. 英語ができなくても英語圏を選ぶメリットは?

“話せる”より、困ったときに通じる確率が上がるのがメリットです。初回はこれだけで安心感がかなり変わります。

Q. 初回は何日がちょうどいい?

おすすめは 3〜5日(1都市完結)。慣れてきたら **7日(都市+日帰り)**が気持ちいいです。14日以上は移動を増やしすぎないのがコツです。


まとめ:初回は「安心で回る国」が結局いちばん楽しい

初めての海外一人旅は、完璧じゃなくて大丈夫です。
大事なのは「不安が減る条件」を満たす国を選び、拠点固定で旅程を組むことです。

kohei

2022年10月〜2024年3月、日本全国47都道府県を車中泊で巡る旅を実施。
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