
学生にしかない「春休み」にしたいことの1つは、卒業旅行です。学生から社会人へと環境が大きく変わると、今まで多くの時間を共有できていた友達との時間は減り、忙しい生活が始まります。そんな節目に出かける卒業旅行におすすめの行き先が、国内の離島です。
卒業旅行は、観光よりも「誰とどんな時間を過ごしたか」が強く思い出に残ります。移動に時間がかかり、ゆったり過ごせて、お喋りを楽しむ時間を確保できる国内離島は卒業旅行の行き先にぴったりです。ここでは、旅好きが厳選した卒業旅行だからこそ訪れる価値のあるおすすめの離島3選を紹介します。
節目の旅におすすめ!卒業旅行向け国内離島3選
卒業旅行は観光だけでなく、これまで一緒に過ごしてきた友達との時間をゆっくり味わいたい旅です。移動にひと手間かかる分、会話や思い出が自然と深まり、たどり着いた先で見る絶景の価値を高めてくれます。ここではアクセスと非日常感のバランスが良く、特におすすめしたい国内離島を3つ厳選して紹介します。
愛知県 佐久島 |アートと自然が融合するのどかな島
愛知県の三河湾に浮かぶ佐久島は、「アートの島」と呼ばれ島全体が現代アートに彩られた離島です。
島内には常設展示を含め20点以上のアート作品が点在し、レンタサイクルでのんびり散策できます。信号もコンビニもなく、海や里山の景色を感じながら自分たちのペースで移動できるのが魅力です。
佐久島の代表的なアートの1つが「おひるねハウス」。黒い箱型の構造は、海風や波音と調和し、座ったり寝転んだりしてフォトジェニックな写真を撮れる作品です。

その対になる西港近くの白い「イーストハウス」は、海に伸びる桟橋沿いにあり、海と空を額縁のように切り取る体験ができます。

「カモメの駐車場」は大浦海水浴場の防波堤に並ぶアート作品で、風向きに合わせてカモメが向きを変える風見鶏の仕掛けがユニークです。

日帰りから1泊2日の短い日程でも無理なく楽しめるため、卒業旅行で初めて離島を訪れる人にも向いています。三河湾に沈む夕日や星空を眺めながら、友達とのんびりした時間を過ごすことで旅の思い出が深まります。

名古屋駅から佐久島までのアクセス方法
佐久島へは名古屋駅から電車→バス→フェリーを乗り継ぐルートで、移動時間は約2時間です。
①名古屋駅からは名鉄電車(名鉄名古屋本線・西尾線)に乗り、西尾駅を目指します。
乗り換えを含めて約50分ほどです。
②西尾駅からは、名鉄東部交通バス「一色さかな広場」に向かいます。
佐久島行きの船が出るフェリー乗り場・一色港まで、乗車時間は約30分です。
バスは便数が決まっているため、事前に時刻表をチェックしておくと安心です。
③一色港から、佐久島行きのフェリーに乗船します。
片道所要時間は約20〜25分程で、佐久島の西港・東港のどちらにも到着します。
フェリーは1日数便運航しており、日帰りでも無理なく往復できます。
佐久島に着いたら、西港と東港のどちらでもレンタサイクルを借りることができます。西港で借りて東港で返却、東港で借りて西港で返却もできるので、島を一周する散策プランにも対応可能です。
山口県 角島 | 絶景の大橋と歴史ある灯台が魅力の島
山口県下関市の北西に浮かぶ角島は、真っ白な砂浜と透き通るような海が広がる絶景の離島です。島へは本州と結ぶ全長約1,780mの角島大橋が架かり、青い海に囲まれた橋を渡るドライブは爽快です。その美しさから、CMやドラマのロケ地にもよく登場します。コバルトブルーの海と存在感ある大橋のコントラストは、写真映えも抜群です。

島でまず訪れたいのは、シンボルでもある角島灯台。石造りの塔は約30mの高さがあり、105段の螺旋階段を登って展望台から見渡す360度の海景色は息をのむ美しさです。


角島だけでなく、周辺スポットも組み込むと旅の充実度がさらにアップします。
角島から車で30分ほどの場所にある千畳敷では、広大な岩盤が海に広がる景観を堪能できます。角島の青い海とは違った迫力ある景色に、友達と一緒に写真を撮ったり景色を眺めたりと思い出の時間が広がるでしょう。

もう少し足を伸ばすと、元乃隅神社へ訪れることも可能です。海沿いに赤い鳥居が並ぶ光景は圧巻で、角島観光とあわせて巡ればフォトジェニックな思い出写真がたくさん撮れます。

下関駅から角島までのアクセス方法
角島周辺は公共交通機関が少ないので、下関駅周辺でレンタカーでの移動が効率的です。
下関駅は新幹線・在来線の乗り継ぎがしやすく、レンタカー会社も駅周辺に複数あります。
①下関駅 → 角島大橋周辺
所要時間:約1時間前後
国道191号線を北上するシンプルなルートで、途中には海沿いの休憩スポットも点在しています。
②角島 → 千畳敷
所要時間:約30〜40分(約27km)
③角島 → 元乃隅神社
所要時間:約35〜40分(約29km)
広島県 宮島弥山|泊まって楽しむ絶景と自然の島旅
言わずと知れた世界遺産・厳島神社で有名な宮島は、日本三景にも数えられ、その風景を彩るのが島の中央にそびえる弥山です。弥山は標高約535mの山で、「山頂からの眺めこそ日本三景の真価」と言われています。霧がかかった瀬戸内海に、小さな島々が浮かぶ光景は、幻想的で涙が出るほどの感動と美しさです。360度のパノラマビューは、晴れた日には遠く四国の山並みまで見渡せ、海・空・島が織りなす圧巻の絶景が待っています。

弥山へは宮島ロープウェーを利用し、中腹の獅子岩駅まで約14分程度の空中散歩が楽しめます。ロープウェイを下りた後、山頂までは徒歩で約30分程の道のりです。ここでは野生のシカに出会えることもあります。

広島市内から日帰りでも可能ですが、島に泊まるのがおすすめです。宿泊すると、厳島神社の干潮・満潮で表情を変える風景をゆっくり眺めたり、朝夕の静かな時間帯に人の少ない弥山や社寺を楽しめます。宮島に1泊し、広島市内観光と組み合わせた2泊3日の行程にすると、移動に追われずゆったりと過ごせます。


広島駅から弥山へのアクセス方法
①広島駅 → 宮島口駅(JR山陽本線)
所要時間:約30分
広島駅からJR在来線に乗車し、宮島口駅で下車。列車は頻繁に運行しているので安心。
②宮島口駅 → 宮島桟橋(徒歩)
所要時間:約5分
駅からフェリー乗り場までは徒歩移動。
③宮島桟橋 → 宮島(フェリー)
所要時間:約10分
フェリーで海を渡り、宮島桟橋に到着。
④宮島桟橋 → 紅葉谷駅(徒歩)
所要時間:約10〜15分
弥山ロープウェー乗り場の紅葉谷駅まで徒歩移動。
⑤紅葉谷駅 → 獅子岩駅(宮島ロープウェー)
所要時間:約14分
空中散歩を楽しみながら中腹まで移動。
⑥獅子岩駅 → 弥山山頂(徒歩)
所要時間:約30分
卒業旅行は国内離島で決まり!同じ景色を見て、同じ時間を過ごす旅へ
卒業旅行は、どこへ行ったかよりも「誰とどんな時間を過ごしたか」が、あとから何度も思い出される旅です。移動に少し手間がかかり、手軽には行けない国内の離島だからこそ、移動中の会話や何気ない時間さえも特別な思い出になります。
限られた予算の中でも、海や空に囲まれた絶景に触れ、日常から少し距離を置くことができます。そんな環境だからこそ、これから始まる新しい生活について友達との話も自然と深まります。
学生生活の終わりと、新しい一歩の始まり。その節目に友達と同じ景色を見て、同じ時間を共有する経験は、きっと社会人になってからの支えになります。「今しかできない旅」を大切な人たちと過ごす場所として、卒業旅行におすすめの国内の離島へ出かけてみませんか?

