
(カパス島の透き通った海。カパス島からは本土が見えます)
マレーシアにはたくさんの島があり、リゾート地としても人気です。
そんなかで、日本人にも知られているのはペナン島、ランカウイ島、レダン島ではないでしょうか?
それぞれ、人気観光地だったり、ビーチリゾートだったり……と、とても素敵な場所です。
でも、今回私が紹介したい島は、カパス島という、とても小さな島です。
この記事では、カパス島の魅力や、好きな理由などについてご紹介します。
カパス島とは?
カパス島は、トレンガヌ州(マレーシア本土の東海岸沿いにある州)にあります。
本土からスピードボートで15分くらいの場所にあるとても小さい島です。
すぐ近くにあるので地元の人や他の州からきたマレーシア人観光客の多くは「公園にでも行くか」という感じの軽いノリで、日帰りで島に訪れています。
私たち夫婦も東海岸沿いに住んでいた時期は、日本から友人が来たときはいつも「明日カパスに行く?」といった流れで気軽に島に行っていました。
リゾートアイランド並のきれいな場所なのに、気取らず、日帰りで行ける気軽さが何よりも気に入っています。
カパス島へ到着!
スピードボートで揺れること15分。
段々とカパス島が見えてきます。
ボートが島に近付く頃には、海の透明度が鮮明に目立つようになります。
海の底の砂がはっきりと見え、海面の影が映し出されている様子を初めて見たときには感動しました。
その透明な海と海の底の砂の光景は、その後、カパス島を訪れるたびに何度も見ることになるのですが、何度見ても飽きることがありません。むしろ何度でも感動するほどきれいな光景です。
ボートが止まると、ボートから島へ降りるための、簡易的な階段を使って島へ移動します。
波が打つたびに階段が揺れて、安定しないので、階段を降りるのにバランスを保つ必要がありますが、そんなちょっと適当な感じも、マレーシアらしくて好きです。
ビーチの様子
カパス島へ到着し、あたりを見渡すと、青い海と白い砂浜という、まさにリゾートのような光景が広がっています。特にカパス島の海の色は、マリンブルーやアクアブルーに近い鮮やかで明るい色合いです。
とてもきれいで、波がザブーンと押し寄せては返っていく様子を見ているだけでも癒されます。
幾つかの会社がコテージを経営している

(コテージにあったブランコやベンチ)
カパス島では幾つかの会社がコテージやカフェなどを経営しています。カパス島行きのボート会社とコテージ会社が提携しているのか、同じ会社が経営しているのか不明ですが、利用したボート会社によって、コテージの行き先が異なります。
私たちも、いくつかあるコテージの中の1つに近いエリアで降ろされました。
コテージ周辺はベンチや、テーブル、屋根付きの休憩所、ハンモックなどがあり、自由に利用できるスタイルでした。
私たちは、木陰に荷物を置いて、ベースキャンプにしました。
カパス島の自然にうまく調和した、手作り感のあふれるベンチや、テーブル、受け付けカウンターなどがとても可愛く落ち着きます。
カパス島でどんなことができる?

カパス島では、シュノーケルセットやカヤックなどをレンタルしているので、簡単にマリンスポーツを楽しめます。
ダイビングツアーもあるので、申し込めば気軽にダイビング体験もできます。
岸からあまり離れていないのに珊瑚礁が!
カパス島の周辺には、珊瑚礁が岸からあまり離れていない場所にも生息していて、手軽にシュノーケリングを楽しめます。特に潮が引いているときは、5メートル泳いだくらいの距離で珊瑚が見えるので「シュノーケリング初体験」という友人も恐怖を感じることなく楽しんでいました。
珊瑚の周りには小さな魚やカラフルな魚が泳いでいることが多く、よく見るとカクレクマノミ(ニモ)も生息しています。
そんな魚を見つけたり、いろいろな形の珊瑚を見たりすると、あっという間に時間が経ってしまいます。
何もしない贅沢
以前の私は、シュノーケリング三昧していました。
「せっかくカパス島にきたのだから何か活動しないと損!」と考えていたのです。
ただ、最近はビーチに座って本を読んだり、昼寝したり、ただ景色を見て「ボ〜」とするといった時間も楽しむようになりました。
ビーチを見たり、波の音を聞いたりするだけでも癒されますし、きれいな景色の中だと友人たちとの話も弾みます。
あまり特別なことをしないうちに時間がゆっくりと流れていくのも心地よいです。
といっても、シュノーケリングもしっかり満喫しますが……。
カパス島は気取らないマレーシアらしい島
カパス島の魅力は、気取らず、気軽に訪れやすいことです。
手作り感溢れるコテージや、ちょっと適当に感じるスタッフの対応などもマレーシアらしくて親しみを感じます。
地元の人が「ちょっと島行ってくるわ」と気軽に出かける気持ちも分かるような気がします。
そんな特別感を感じさせない雰囲気が好きで、私は何度もリピートするほどにカパス島の虜になってしまいました。