マルタ島と言えば首都バレッタやコミノ島、旧市街のイムディーナなどを耳にされた方が多いかもしれません。
しかし、マルタには在住者しか知らない隠れた魅力が存在します。
この記事では、元マルタ在住3年の筆者がガイドブックでは知ることのできない情報を、みなさんにお届けします。
地中海に浮かぶ島国マルタとは?
マルタ島は、イタリアの下に位置する島国で、日本からは乗り継ぎを含め20時間前後の移動になります。
(2025年7月時点で直行便の運行はなし)
公用語がマルタ語と英語ということもあり、観光以外にも語学留学を目的とした日本からの渡航も多い国です。
マルタ観光のベストシーズンは夏(6〜9月)
マルタは日本でいう沖縄のようなリゾート地でベストシーズンは6〜9月の夏本番です。
この時期は欧州を中心に多くの観光客が訪れ、島全体が遠足前夜の学生のような浮かれ気分になります。
マルタの物価は上昇中
物価が安いとされているマルタですが、近年の円安と物価上昇によって決して安いとは言えないのが現状です。
実際に2021年に月500€(約8万円)で住んでいたアパートが2023年には月710€(約12万円)まで値上がりしました。
マルタ国際空港から中心地へのアクセスはバスかタクシー
マルタの空港は1つのみで、空港から中心地(バレッタ)へはバスかタクシーでの移動が一般的です。
長期滞在ならTallinja Card必須
マルタ島にはTallinjaという緑色のバスが走っています。
滞在期間や滞在目的に応じて数種類のチケットが存在します。
用途 | 金額 | 内容 |
1回乗車 | 乗車時に2.5€(約430円) | 発行されたレシートで2時間乗り放題 |
回数券 | 19€〜(約3200円) | 空港やバスターミナルで購入可 |
長期滞在 | 25€(約4300円 | 発行費用を払えば無料で乗車可能(Web申し込み必須) |
短期滞在ならBoltが便利
マルタのバスは時間通りに来ないことや満車で乗せてくれないということも日常茶飯事です。
そこで短期滞在で時間を無駄にできない場合はタクシー配車アプリを利用するとスムーズに移動が可能です。
2025年現在はBoltやUberといったアプリが利用できるので、毎度価格を比較して利用すると、よりお得にタクシーを使えます。
マルタ島でレンタカーを検討中の方
マルタは日本と同じ左車線で日本に慣れている方は運転しやすいですが、狭い道も多く運転が荒いのでレンタカーは推奨しません。
どうしてもレンタカーを借りる場合はマリオカートや湾岸ミッドナイトくらいの覚悟をしておくと事故のリスクを避けられますが、フルカバー保険は必須です。
(当て逃げされてレンタカー会社に6万円支払った本人が言っているので、説得力はあるはずです。)
マルタ旅行でおすすめの宿泊エリア
多くのガイドブックやウェブサイトではバレッタやスリマなどの街がおすすめされているかもしれませんが、利便性を保ちつつ価格を抑えるならフロリアナとシウィ-イに注目してみてください。
Floriana(フロリアナ)|首都バレッタから徒歩10分
フロリアナはバスの終着地点であるバレッタに隣接しているため、交通網が整っています。
さらに観光地のバレッタと違って地元住民が多く住む街なので、比較的穏やかなのも宿泊には最適です。
ホテルなどはないのでAirbnbを活用してみてください。
Swieqi(シウィ-イ)|ナイトライフの利便性◎
ナイトクラブが集まるセントジュリアンから徒歩10分圏内のシウィーイならナイトライフを楽しんだ後の帰宅も簡単です。
語学学校も点在するエリアで安価なホステルやドミトリーも探せます。
マルタ島でビーチアクティビティをするならここ!
マルタ島観光の醍醐味といえば美しいビーチ!
コミノ島の透き通った海やゴールデンベイのサンセットはマルタ旅行に行くなら必ず訪れておきたいマストスポットです。
しかし、ここでは元居住者だからこそ知っている穴場スポットを紹介します。
Ġnejna Bay(グネジュナベイ)|マリンアクティビティ

マルタ島の北西に位置するĠnejna Bayはマリンアクティビティに最適なビーチで、他の場所より少しお得な価格で様々なアクティビティを楽しめます。
SUP・カヤック・ウェイクボード・ジェットスキー など
隣のRiviera Beachまで送ってくれるボートも利用できます。
Għar Lapsi(ガルラプシ)|シュノーケリング

地元民が多く集まるGħar Lapsiはマルタ本島で最も美しい場所の1つです。
岩場になっていてビーチ感は薄いですが、海の透明度は間違いありません。
シュノーケリングではたくさんの魚を見ることもできますが、貸し出しなどはないので道具の持参は必須です。
マルタ観光おすすめグルメ・レストラン
マルタ観光に限らず各地旅行先では美味しいものを食べたいですよね?
マルタは地中海に浮かぶ島なので、本格地中海料理も楽しめますが、イタリアに近いこともあり、イタリアンのクオリティも高いのが特徴です。
Zerosei|在住者からも支持される本格パスタ

首都バレッタにあるZero Sei Trattoria Romanaは在住者でもリピートするパスタの名店。
特にカルボナーラ(15.9€/2750円)が有名で、常に満席という超人気店なのでfacebookのメッセンジャーからの予約が必須です。
基本情報
営業時間 12:00〜22:30
目安予算 20〜25€(¥3400円〜4300円)/人
L’antica Pizzeria Da Michele|薄い生地が特徴のナポリピザ

セントジュリアンの海沿いにあるL’antica Pizzeria Da Micheleはナポリピザの名店です。
薄い生地で人の顔よりも大きなピザを海沿いのテラス席で食べることができます。
ピザと一緒に夏っぽいカクテル アペロールスプリッツも試してみてください。
基本情報
営業時間 13:00〜22:30
目安予算 15〜25€(¥2500円〜4300円)/人
Caviar & Bull|豪華な雰囲気も味わえる地中海料理

海を一望できる最高のロケーションで地中海料理をいただくならCaviar & Bullに行ってみてください。
お値段は張りますが、雰囲気も味も一流で特別な1日の食事には最高の条件が揃っています。
基本情報
営業時間 18:30〜23:00
目安予算 50€〜(¥8500円〜)/人
まとめ|マルタ島の穴場スポットは在住者のみが知る
美しい海と陽気な雰囲気で時間がゆっくりと流れるマルタ島をヨーロッパ旅行の中に2〜3泊で組み込んでみてはいかがですか?
日本人からの注目度も年々上昇しているマルタは治安も良いので、女子旅や家族旅行、夏休みの留学などにもおすすめです。
ぜひこの記事を参考にガイドブックよりも1ランク上のローカルなマルタを楽しんでください。