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【妙高・冬観光】雪国で暮らすように過ごした3ヶ月|スキー・温泉・サウナ・ローカル飯まで楽しむ完全ガイド

旅のガイド
旅のガイド
ライター
kohei

2022年10月〜2024年3月、日本全国47都道府県を車中泊で巡る旅を実施。
旅の途中で出会った300名以上の人々の笑顔をカメラに収め、写真と言葉で「その人らしさ」を切り取ってきました。
現在はニュージーランドを拠点に活動中。
南半球の豊かな自然やローカルの暮らし、旅の中で出会う“心が動く瞬間”を、写真と文章で発信しています。

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3年前の冬、僕は“旅の途中”で新潟県・妙高市に3ヶ月滞在しました。

日本一周の途中、太平洋側を北上していたのですが、
東北に差し掛かる手前で 「冬の壁」 にぶつかったのが妙高へ向かった理由でした。

  • 路面凍結
  • 通行止め
  • 吹雪
  • 車中泊の限界

旅を続けるには厳しすぎる現実。
「それならいっそ、冬の間はどこかに住んでみよう」と考え、
たまたま見つけた妙高のリゾートホテルの求人に応募しました。

結果的にこの3ヶ月が、「雪国で暮らすように旅をする」 という貴重な経験になりました。

この記事では、
冬の妙高でのリアルな暮らし・観光スポット・アクティビティ を
旅行者目線・体験者目線の両方から紹介します。

冬の妙高を楽しみたい人、
これから旅をする人にとって、参考になる時間になれば嬉しいです。


海外からの観光客が集まる、冬の妙高

まるで海外にいるような国際色の濃さ

僕が働いたのは、「いもり池」のほとりにあるリゾートホテル。
冬の妙高は北海道のニセコと並んで、 パウダースノーの質の高さ で世界中の旅行者に知られており、ピーク時は毎日のように海外ゲストが訪れていました。

英語が飛び交うロビー

印象的だったのは、
ホテルのロビーが“ちょっとした海外”のようだったこと。

  • オーストラリア
  • アメリカ
  • 香港
  • ヨーロッパ圏
    など、世界各地からゲストが集まり、英語が自然に飛び交います。

「ここは本当に日本なのか?」
そんな感覚になるほど、インバウンドの熱気に包まれた冬でした。

フロントでは、
“How to go here? ”
“Where can I rent skis?”
と声をかけられ、旅で身についた英語が役立つ時間も多くありました。

妙高のパウダースノーは世界的にみてもレベルが高く、外国人のリピーターが多い理由を肌で感じました。


雪に包まれた暮らし。仕事前にひと滑りする毎日

妙高の冬は厳しく、そして美しい。
朝起きて外に出ると、あたり一面が白く染まっていました。

凍てつく静寂に包まれる「いもり池」

ホテルの近くにある いもり池
冬は雪が空気を吸い込み、
“しん…”という静けさだけが広がる場所でした。

誰もいない木道、凍りつく水面、遠くに見える妙高山。
朝の散歩は、毎日の儀式のようでした。

いもり池
営業時間:24時間(併設されているビジターセンターは 9:00-17:00)

池の平温泉アルペンブリックでスノーボード漬け

妙高には多くのスキー場がありますが、
よく通っていたのは 池の平温泉アルペンブリックスキー場

  • ワイドなコースで滑りやすい
  • 中級者でも十分楽しめる
  • 雪質が軽く、深雪も楽しめる
  • 職場から近く“前乗り1本”がしやすい

午前出勤の日は、
「一本だけ滑ってから出勤する」
という贅沢な朝のルーティンが当たり前に。

まさに、雪国に住むからこそ味わえる生活でした。


冬の妙高で食べたいローカル飯

寒い地域には、寒さに勝つ“旨いもの”があります。

濃厚ニンニク味噌がクセになる「食堂ミサ」

妙高で働く人なら誰も知っている名店。
名物は ニンニクが効いた味噌ラーメン

  • 山盛りのタマネギ
  • ガツンと来るニンニク
  • 濃厚なのに重くないスープ

冷えた体に沁みる一杯で、
冬のご褒美そのものでした。

食堂ミサ 

住所:新潟県上越市中郷区稲荷山598
休業日:木曜定休日
営業時間:10時00分~15時00分
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/syokudoumisa1133/


冬の妙高を120%楽しむ観光スポット

観光で訪れる人に向けて、冬の妙高で実際に楽しめるスポットをまとめます。

① 妙高エリアのスキー場まとめ

冬の妙高と言えば、やはりスキー・スノーボード。
旅行者が行きやすい主要スキー場は以下の通りです。

● 赤倉温泉スキー場、赤倉観光リゾート(AKAKAN)

景色が良い&ホテル直結で滞在者に人気。
そしてなんと言っても海外からの旅行者に人気で、国際色豊かなエリアです。

● 池の平温泉アルペンブリック

広くて滑りやすく、雪質も良い。
比較的空いているので、のんびりと滑ることができます。

パークも設営されているので、さまざまな技に挑戦したい方にもおすすめのゲレンデです。

● 妙高杉ノ原スキー場

8.5kmのロングコースが魅力。上級者にもおすすめ。
頂上からの景色は圧巻。
1本滑っても満足することなく何回も滑りたくなるので、筋肉痛間違いなしです。
駐車場からゲレンデまでのアクセスの良さもポイントです!

2025年妙高のスキー場情報はこちらもどうぞ!


② 野尻湖で冬の“雪見サウナ”を体験する

妙高から車で20分ほど。
野尻湖のほとりにある LAMP野尻湖(The Sauna) では、
冬でも利用できる本格アウトドアサウナがあります。

  • 薪ストーブで温めるフィンランド式
  • 野尻湖の天然水を利用した冷水
  • 外気浴は雪景色の中で
  • 静かな森と湖に包まれる“ととのい時間”

スキー後のサウナは格別で、
「滑る → ととのう → 温泉で締める」という贅沢ルートが完成します。
またこちらは宿泊施設でもあるので、サウナを楽しんだ後、そのままゆっくりすることもできます。

冬の妙高旅行に、ぜひ組み込みたいスポットです。

LAMP野尻湖(The Sauna)

・住所:長野県上水内郡信濃町野尻379-2
・アクセス:妙高高原から車で20分
・営業時間:チェックイン 15:00 – 23:00
・日帰りサウナ予約:https://www.chillnn.com/17baa91924516f/plan#hotelMenu
・公式サイト:https://lampinc.co.jp/nojiriko/sauna


③ 野尻湖の冬アクティビティ

サウナ以外にも、冬の野尻湖は魅力があります。

  • ワカサギ釣り
  • 冬の湖畔散策
  • 湖畔カフェでのんびり
  • 夕焼けや朝焼けの撮影

妙高が“動の雪国”なら、
野尻湖は“静の雪国”。
2つセットで訪れる冬旅が本当におすすめです。


④ 地獄谷スノーモンキー(地獄谷野猿公苑)

冬の名物 “温泉に浸かるサル”。

雪と湯気に包まれた姿は世界的に人気で、
妙高からも車でアクセスしやすい半日観光スポットです。

日本の冬らしい光景が見れるので、カメラ好きの人には特に刺さります。


生活コストほぼ0円。雪国で貯金ができる暮らし

妙高で過ごした3ヶ月は、旅の資金を整える時間にもなりました。

寮・食事・温泉・光熱費が無料

当時の生活はこんな感じでした。

  • 寮費(ホテル部屋利用):無料
  • 食事:無料
  • 温泉:無料
  • 光熱費:無料
  • 温泉利用:無料
  • ジム利用:無料
  • リフト券:割引 or 無料

そのため、
働いたお金がほぼそのまま貯金になります。
実際に僕も20万円ほど貯め、春に旅を再開しました。


冬の妙高は、観光でも長期滞在でも魅力が詰まっている

妙高の冬は厳しいです。
雪は容赦なく降り続き、寒さも本気です。

でもそのぶん、
景色は美しく、人は温かく、食べ物は身体に染みるほど優しい。

観光として訪れても、
数ヶ月暮らしても、
雪国だからこそ味わえる魅力 が妙高にはあります。

またいつか、
あの静寂の朝と、真っ白な世界を見に行きたいと思える場所でした。

kohei

2022年10月〜2024年3月、日本全国47都道府県を車中泊で巡る旅を実施。
旅の途中で出会った300名以上の人々の笑顔をカメラに収め、写真と言葉で「その人らしさ」を切り取ってきました。
現在はニュージーランドを拠点に活動中。
南半球の豊かな自然やローカルの暮らし、旅の中で出会う“心が動く瞬間”を、写真と文章で発信しています。

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