ニュージーランドに暮らし始めて感じるのは、「旅と生活の境界線が薄い」ということ。
仕事や日常の合間にふらりと車を走らせれば、数時間後にはまだ見ぬ町や絶景に出会える。
僕にとって旅は非日常というより、暮らしを広げる行為に近いです。
今回のロードトリップは、北島を縦断する3泊4日の小さな冒険。
出発地はニュージーランドの北にあるNorthland、目的地はNew Plymouth、そして北島の中央にあるTaupō・Aucklandを経由して帰路に着くルートで旅をしました。
車中泊とホテルを組み合わせながら、干潮の海岸に立つ奇岩や、轟音を響かせる滝、港町の夕暮れに包まれてきた。
その道中で触れたもの、感じたことをここに残したいと思います。
出発:Northlandからの道のり

Northlandは僕たちはNZに来てから暮らしている拠点でもあり、見慣れた町を出発点にするだけで「旅に出た」という実感が芽生えるようになってきました。
ニュージーランドの道は、日本でいう「移動」の感覚とは少し違います。
高速道路のような整備された道もあれば、羊が横切るような牧場の間の道もある。
どんな道を選んでも、車窓の向こうには必ず自然が広がっているのが魅力です。
最初の夜は車中泊。
ニュージーランドはキャンプ場以外での車中泊が禁止されているため、無料のCamp parkで寝ることにした。
アプリを使えば、簡単に探すことができたので、このアプリおすすめです。
今回利用したアプリ:CamperMate
アプリ名:CamperMate(キャンパーメイト)
対応:iOS / Android
利用料:基本無料
特徴:ニュージーランドやオーストラリアで定番のロードトリップ用アプリ
キャンプ場、トイレ、シャワー、など旅に必須の情報を地図上で確認できる
ユーザーが口コミや写真を投稿できるため、リアルな旅人情報が集まる
車中泊で日本一周をしていた僕は、車の中で眠る時間は、不便なようで落ち着く。
そして、ニュージーランドの星空は、日本よりも空気が澄んでいて、オークランドの近くでも天の川がはっきりと肉眼で見えていました
そして「明日はどんな景色に出会うんだろう」と胸が高鳴りました。
Camping Te Kauwhata|詳細情報
名称:Camping Te Kauwhata Domain(テ・カウワタ・ドメイン キャンプ場)
所在地:Waikato District, Te Kauwhata, New Zealand
宿泊形態:車中泊・キャンプ(フリーキャンプ可能エリアあり)
料金:無料(2025年時点)
設備:公共トイレあり
芝生の広いスペース
簡易的な駐車場
New Plymouth|Three Sisters and the Elephant Rockに会いに行く
2日目、長い移動を経て、タラナキ地方の街New Plymouthに到着。
目指していたのは「Three Sisters and the Elephant Rock」
この奇岩群は干潮の時しか近づけない。潮汐表をチェックしてタイミングを合わせ、泥の海岸沿いを滑らないように踏みながら歩きました。
ここは泥がすごいので、サンダルか裸足がおすすめです!


やがて現れるのは、堂々と並ぶ三本の奇岩。
海にそびえ立つその姿は、名前の通り三姉妹のようにも見える。
そして、その隣に立つ象の横顔のような岩。
象が大好きな彼女は「本当に象に見える」と思わずテンションが上がっていました。

周囲に観光客は少なく、風と波の音、そして自分の呼吸だけが響く。
カメラを構えてシャッターを切ると、岩肌に残る無数の縞模様や、海水に映り込む空がレンズに収まる。
この光景を独り占めしているような感覚に胸が熱くなった。
Three Sisters and the Elephant Rock|詳細情報
注意点:波が高い日や潮の流れが早いときは危険。必ず潮汐表を確認してから訪問。
名称:Three Sisters and the Elephant Rock
場所:Tongaporutu, Taranaki, New Zealand
アクセス:New Plymouth中心部から車で約1時間
見学のベストタイミング:干潮時(満潮時は近づけないため要チェック)
駐車場:Tongaporutu Domainに無料駐車スペースあり
New Plymouthを街歩き
New Plymouthの街には、アートと自然が調和した空気が漂っています。
海岸沿いに延びるCoastal Walkwayは、地元の人にとって欠かせない散歩道だ。
僕も夕方に歩いてみると、ジョギングを楽しむ人、犬と一緒に走る子どもたちの姿があった。
旅人である自分たちも、ほんの一瞬その日常の一部になれた気がして心地よい。
ふと振り返ると、空の向こうに富士山に似たシルエットの山が浮かび上がっていた。Mt. Taranaki。
雪をかぶったその姿は日本の富士山を思い出させるほど端正で、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる。
街と海と山が一直線に重なる景色は、New Plymouthを特別な場所にしている要素のひとつでした。
宿泊:King and Queen Hotel Suites

夜はKing and Queen Hotel Suitesへ。
普段の自分たちへのご褒美にこの日はホテルで宿泊することに。
モダンで落ち着いたインテリア、ふかふかのベッド、街の中心にある便利さ。
車中泊の夜とのギャップが「旅をしている」という実感をさらに強めてくれました。
久々の浴槽に浸かり、ベッドに横たわると、体がふわりと軽くなる感覚に包まれました。
King and Queen Hotel Suites|詳細情報
名称:King and Queen Hotel Suites
所在地:Corner of King and Queen Streets, New Plymouth, Taranaki, New Zealand
チェックイン / チェックアウト:チェックイン 14:00〜 / チェックアウト 〜10:00
宿泊料金:1泊 NZD 250〜(時期・部屋タイプにより変動)
特徴:無料Wi-Fi、フィットネスルーム、周辺にレストランやカフェ多数
モダンで落ち着いたインテリア
New Plymouth中心部に位置し、観光や散歩にも便利
Taupō|Huka Fallsの轟きと湖畔の時間

3日目は、車を走らせてTaupōへ。
街の手前でまず立ち寄ったのがHuka Fallsだった。
毎秒22万リットルもの水が流れる滝。
天気はあまり良くなかったけど、エメラルドブルーの水流は信じられない速さで狭い岩間を駆け抜け、轟音を立てて落ちていく様子は迫力満点。
滝に近づくと、地面から振動が伝わり、力をもらえる感覚がありました。
ここではカヤックに乗った方達が、滝を下って遊んでいて、
自然を思う存分楽しんでいる様子にニュージーランドを感じました。
Huka Falls|詳細情報
名称:Huka Falls(フカ滝)
所在地:Taupō, Waikato, New Zealand(タウポ郊外、国道1号線沿い)
アクセス:Taupō中心部から車で約10分
見学時間:24時間(無料、年中無休)
駐車場:無料駐車場あり(観光バスも駐車可)
特徴:毎秒約22万リットルの水が流れる迫力の大滝
透き通るエメラルドブルーの水流と轟音が圧巻
橋の上から滝を真上に望むことができる絶景スポット
Auckland|都市のリズムと旅の締めくくり
旅の終点はAuckland。ニューシーランドの首都、北島最大の都市でありながら、自然と都市が同じリズムで呼吸しているような街だ。
ビル群の中に緑が点在し、都市の中に余白がある景色が心地よい。
宿泊はKiwi International Hotel。
派手さはないが、中心部に近く動きやすい日本のビジネスホテルのようなイメージのホテルです。。
ここはニュージーランドに来た初日にも泊まった場所で今回はリピートです。
本当に便利がいいのでお気に入り!
翌朝は港のViaduct Harbourを歩き、たまたま停泊していた豪華客船を横目に、ふらふらと散策しました。
いつかあの船のように、いろんな国を行きたいなと考えながら、Aucklandを後にし、家があるNorthlandへ帰りました。
Kiwi International Hotel|詳細情報
名称:Kiwi International Hotel
所在地:411 Queen Street, Auckland CBD, Auckland, New Zealand
チェックイン / チェックアウト:チェックイン 14:00〜 / チェックアウト 〜10:00
宿泊料金:1泊 NZD 30〜(時期・部屋タイプによって変動)
特徴:無料Wi-Fi、24時間フロント対応
Auckland中心部(クイーンストリート沿い)に位置し、観光拠点に便利
シンプルでリーズナブルなホテルながら、清潔感があり安心して滞在可能
節約Tips:ホテル予約サイトを利用する

今回の予約は、実は思ったよりも安く宿泊できました。
というのも、僕が利用したのは 「エアトリ」 という予約サイト。
テレビCMなどでもおなじみですが、世界中のホテルや航空券をまとめて探せる便利なサービスです。
今回の僕は該当しませんでしたが、特におすすめなのは、
航空券とホテルを一緒に予約するとホテル代が割引になるセット割。
海外旅行では移動と宿泊の両方が必須なので、まとめて手配できるのは節約にも時短にもなります。
他の予約サイトと同じように使いやすく、ニュージーランドだけでなく、韓国や東南アジアなど近場の海外旅行でもよく利用されています!
旅のコストを少しでもおさえたい旅人にとっては、心強い味方になります!

💡 エアトリ活用ポイントまとめ
- 韓国やアジア旅行に強く、コスパ抜群
- 航空券+ホテル同時予約で ホテル代が割引
- 出発4時間前まで予約可能で 急な旅行にも対応
- 世界8000都市・60万軒以上のホテルから選べる


まとめ|旅を日常にするということ
今回のロードトリップで改めて感じたのは、「旅と日常の境界が薄れていく心地よさ」でした。
車中泊の夜も、ホテルの白いシーツも、どちらも旅する人生の一部になっている気がします。
Three Sistersの雄大さ、Huka Fallsの轟き、Aucklandの朝。
観光地であると同時に、誰かの日常でもある景色。
でも、日本ではなかなか見ることができない景色に心が躍ること間違いなしです。
そうした場所に触れることで、「旅を日常にする」という言葉がが自分自身の体験として深まった気がします。
さて、次の週末はどこに行きますか?