【新島】日常から抜け出して、ご褒美女子旅♡宿泊・グルメ編

国内ストーリー
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はじめに

気づけば、私の毎日は「こなすだけ」。
誰かのために動くことはあっても「自分のための時間」は、つい後回しになっていたりしませんか?

そんなある日、ふと思ったんです。
「何もない場所に行こう。」

そうして選んだのが、東京から南へ約160km。
青く透き通る海と、素朴であたたかい人々に出会える、新島という島でした。

前編では、船でのアクセスやおすすめの観光スポット、島時間の楽しみ方を中心にお届けしました。


そして今回は、旅の癒しをじっくり味わえる「宿泊」と「グルメ」編。

実際に友人と訪れた体験をもとに、癒しと発見の詰まった新島ステイをご紹介します♡


心ほぐれる島ステイ|新島で泊まりたい宿おすすめ

エリア選びで、旅の過ごし方が変わる

新島は、島全体が穏やかで静かな時間に包まれています。

その中でも、どこに泊まるかで、旅の過ごし方は大きく変わります。

西側(新島港周辺)は、初めての新島旅にぴったりのエリア。
港やスーパー、モヤイ像などが徒歩圏内にあり、旅の拠点としてとても便利です。

東側(羽伏浦海岸エリア)は自然が豊か、海と空の青さとが際立つ開放的なロケーション。
風の音しか聞こえないような静けさが、心をほどいてくれます。

民宿や旅館、ペンションなど、いろんなタイプのお宿があるのも新島のいいところ。
旅の目的に合わせて選ぶのがコツです♡


宿泊レポ|旅館 大野屋で過ごすやさしい時間

今回の旅で、私たちが泊まったのは、海からすぐそばの「旅館 大野屋」
家庭的なぬくもりと、あたたかいおもてなしが魅力で、地元でも旅人にも長く愛されているお宿です。

新島港やスーパーからも近く、徒歩での移動もスムーズ。

事前にお願いしておけば送迎してくれるのも、女子旅にとってはうれしいポイント。


「ようこそ」と笑顔で迎えてくれた女将さんの声に、初めて来たのになぜか「ただいま」と言いたくなりました。

お部屋は、風が気持ちよく通り抜ける和室。
ひんやりとした畳にごろんと寝転がると、遠くから聞こえる波の音が、心までほぐしてくれます。

そして夕食には、地元の恵みたっぷりの「島のごちそう」がずらり。

海が穏やかな日には、ご主人がその日の朝に水揚げされた魚介を自ら仕入れ、畑で採れる新鮮な島野菜と合わせて、ここでしか味わえない郷土料理に仕立ててくれます。

朝は鳥の声で目覚め、レンタサイクルでゆるやかに島めぐりへ。

「何もしない時間」が、こんなにも贅沢だなんて。

大野屋は、そんな大切なことを教えてくれる場所です。

◆旅館 大野屋
住所:東京都新島村本村2-1-1
アクセス:新島港から徒歩約7分(送迎あり)
料金:1泊2食付き 11,000円〜(時期等により変動)
公式サイト:http://oonoya-niijima.com/


絶対食べたい♡新島グルメ3選

① 栄寿司|島寿司と明日葉天ぷら

旅の楽しみといえば、その土地でしか味わえないごはん。

新島で島グルメを堪能するなら、まずは島寿司は外せません!

私たちは事前にチェックしていた「栄寿司」へ。
「島寿司といえばここ」という人もいるほど、地元の人にも長年愛される老舗です。

白身魚を甘めのタレに漬けて、からしをアクセントにほんのり甘いシャリとあわせたお寿司は、ついつい手が止まらなくなるおいしさ。

そして一緒にぜひ食べたいのが、こちらも新島グルメには欠かせない、明日葉の天ぷら

サクサクの衣と独特のほろ苦さがクセになる味わいです。


ちなみに、栄寿司さんは予約は基本OKですが、不定休&夏は予約不可とのことで、訪れる前に電話で確認するのが安心です。

やさしい味と温かな空気に包まれる栄寿司で、新島の「食」をじっくり味わってみてください。

◆栄寿司
住所:東京都新島村本村2-3-5
営業時間:11:30~14:00(ネタが無くなり次第終了)、18:00〜(不定休)
目安予算:2,500~3,500円
新島村観光案内所公式サイト:https://niijima-info.jp/shop/3066/


② サンシャイン|くさや×塩レモンサワーの夜

島の夜をちょっとディープに楽しむなら「サンシャイン」へ。
どこか昭和っぽさもある店内に、ゆるっとした時間が流れていて、すぐにリラックス。

ここでぜひ味わってほしいのが、名物の「塩レモンサワー」。

キリッと爽やかで、ほんのりやわらかい口あたりの一杯は、旅のアクセントにぴったり。

使われているのは、店主さんが自ら新島でつくる天然塩「しおさいの塩」

実はこの塩、新島が江戸時代に幕府へ納めていたという歴史を受け継ぎ、島の人々の応援を受けながら復活させた特別なもので、この塩づくりの挑戦はテレビで取り上げられたこともあるのです。

そして、せっかく新島に来たならと、少しだけ勇気を出して「くさや」にも挑戦。

初心者向けの、小アジのくさやをチョイス。

香りはちょっとクセ強め。

でもひと口食べれば、その香ばしさと深い旨みにびっくり。

島の歴史や人の想いが感じられるこの場所で、忘れられない夜時間を。

新島の旅に、静かに彩りを添えてくれるはずです。

◆サンシャイン
住所:東京都新島村本村1-2-10
営業時間:18:00〜23:00(定休日:月曜)
料金:塩レモンサワー 650円
公式サイト:https://siosai-niijima.com/sunshine/


③ 農協直売所|ジェラートとおみやげ探し

最終日、東京に戻るまでのゆったり時間に立ち寄ったのが、前浜海岸すぐそばの「新島農協直売所」


人気は、栄養たっぷりの明日葉ジュースや、糖度抜群の“あめりか芋”のジェラート

私は海を眺めながら、明日葉ジュースをひとくち。

帰りの時間が近づくたびに、胸の奥に静かな感傷が満ちてきます。

でもこの風、この味、この瞬間が、また明日からを頑張る力になる気がするのです。

また、お店には島唐辛子や味噌、あめりか芋のジャムなど、お土産に喜ばれる新島の特産品も豊富。


「誰に何を贈ろうかな」と考える時間も、女子旅の大切な楽しみですよね。

◆新島農協直売所
住所:東京都新島村本村5-1-2
営業時間:8:30〜17:00(土日8:30〜12:00/水曜定休)
公式サイト:https://niijima-noukyo.or.jp/


女子旅のヒント|持ち物&季節選び

✔ 気候とシーズンの過ごし方

  • 春〜秋(3〜10月):海や自然を思いっきり満喫したい人にぴったり
  • 冬(11〜2月):観光客が少なく、星空や温泉をゆっくり楽しめる

✔ 実際に持って行ってよかったもの

  • 現金多めに!(カードが使えないお店がほとんど)
  • スプレータイプの日焼け止め(風がある日はとくに◎)
  • 歩きやすい靴(坂道多め&レンタサイクルでも便利)
  • 軽食&飲み物のストック(島にコンビニはありません)
  • カメラは朝が勝負(午後は人気のスポットは逆光多め)
  • フェリー情報は前日確認を(天候で時間が変わることも)

💴ちなみに、しまぽ通貨という東京都の観光支援制度を利用すれば、7,000円で10,000円分のお買い物ができます!


宿や飲食に使えるので、コスパ重視の女子旅にも◎

先ほど紹介した大野屋さんや栄寿司さんでも利用できますよ!
詳細はこちら▶︎ https://shimapo.metro.tokyo.lg.jp/


おわりに|ゆったりした時間に包まれて、自分が「ととのう」島

新島で過ごした数日間は、心が軽くなり、深く呼吸ができるようになる、そんな時間でした。


波の音に耳をすませて、風に吹かれて、美味しいものを食べて。
それだけなのに、気がつけば元気が戻ってくる。

頑張る日々の中で「立ち止まる時間」の大切さを、静かに教えてくれる島でした。


ひとりでも、大切な人とでも。

また訪れたくなる、“秘密の場所”がひとつ増えました。

次の休日には、新島へ。

ぜいたくな深呼吸をしに行きましょう。

高橋 結衣

旅と共に、生きています。
ヨーロッパの街を巡り、国内では神社仏閣を訪ねて静かな時間に触れ。
また、海に潜ってはただひたすら青い世界に身を委ねたり。
旅先で出会った“心の風景”を、大切に言葉に紡いでいます。

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