紅葉の修善寺温泉を歩く|見頃・アクセス・モデルコース完全ガイド

国内ストーリー
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ライター
mimosa

旅行大好きです。昔は1人でゴハンも食べられなかった私が、今では1人旅も大好きに!
旅先での感動や発見をお届けします。

  1. 修善寺温泉の紅葉旅について
  2. 修善寺温泉の紅葉の見頃と実際の色づきレポ
    1. 修善寺温泉の紅葉の見頃時期(11月中旬〜12月上旬)
    2. 主要紅葉スポットごとの色づき状況
    3. ピーク後でも楽しめる“もみじの絨毯”の魅力
  3. 知るともっと楽しい修善寺温泉の歴史と伝承
    1. 独鈷の湯と弘法大師の伝承
    2. 源頼家と修禅寺に残る歴史
    3. 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ゆかりの地としての修善寺
  4. 初めてでも迷わない修善寺温泉へのアクセスガイド
    1. 東京方面から電車で行く場合(新幹線+伊豆箱根鉄道)
    2. 車で行く場合(高速道路・下道ドライブの目安)
  5. 日帰りで楽しむ修善寺温泉紅葉“いいとこ取り”モデルコース
    1. ランチからスタートする紅葉さんぽプラン(7〜8時間)
  6. 1泊2日で満喫する修善寺温泉“ご褒美”モデルプラン
    1. Day1—三島から修善寺へ、紅葉と温泉を楽しむ一日
    2. Day2—修善寺自然公園ともみじ林&虹の郷を巡る
  7. 紅葉の修善寺温泉をより楽しむためのヒント
    1. 混雑を避けたい人におすすめの時間帯・曜日
      1. ● もっとも静かな時間帯:朝9時前
      2. ● 平日(火〜木)が狙い目
      3. ● 意外とおすすめ:“雨上がり”の時間
    2. 服装と持ち物(秋の修善寺温泉であると安心なもの)
      1. ● 服装の目安(11月下旬の体感温度)
      2. ● 歩きやすい靴(必須)
      3. ● 持っていくと便利なもの
  8. まとめ—心がほどける紅葉の修善寺温泉へ

修善寺温泉の紅葉旅について


毎年、紅葉旅行に出かけるのが秋のルーティンです。
その中でも、特に心をつかまれたのが静岡県の修善寺温泉でした。

修善寺温泉の紅葉は、例年11月中旬〜12月上旬が見頃。

東京からのアクセスも良く、車なら約2時間で着く気軽さも魅力です。

桂川沿いを彩る竹林ともみじの競演。
もみじのトンネルをくぐっても、視界いっぱいに広がる赤とオレンジ。
温泉街は騒がしすぎず、ほどよく活気があって、歩くと自然と気持ちがほぐれていく場所です。

ここでは、2泊3日で修善寺温泉を巡った私が厳選した紅葉の絶景スポットを元に作ったモデルプランを紹介します。
「紅葉が綺麗な場所を探している」
「修善寺温泉にいつか行ってみたい」
「せっかくなら効率よく回りたい」

そんな皆さまの秋旅が、もっと特別なものになりますように!

修善寺温泉の紅葉の見頃と実際の色づきレポ

修善寺温泉の紅葉の見頃時期(11月中旬〜12月上旬)

冒頭でも触れたとおり、修善寺温泉の紅葉は例年 11月中旬〜12月上旬 が見頃です。

私が訪れたのは、11月下旬!「絶好のタイミング」でした!

訪れた日、それぞれのスポットはこんな感じでした。

主要紅葉スポットごとの色づき状況

スポット色づき具合
修善寺自然公園のもみじ林(伊豆随一の群生地)見頃の終わりかけ(もみじの絨毯がある)
修善寺温泉街(桂川沿い)見頃
虹の郷(ライトアップ)見頃

もみじ林は少しピークを過ぎていたけれど、紅葉は一斉に色づかないからこそ面白い。

標高や日当たり、風通しによって、赤・オレンジ・緑が混ざるグラデーションができていて、ベストショットを探して歩く時間が楽しい!

ピーク後でも楽しめる“もみじの絨毯”の魅力

そして、紅葉シーズン後半の特権がもう1つ。落ち葉が絨毯になっていること!

赤とオレンジのふわふわの絨毯を踏みしめると、ほんのりと「秋の香り」がして癒される。これが紅葉旅行を好きになった理由かもしれないです。

知るともっと楽しい修善寺温泉の歴史と伝承

独鈷の湯と弘法大師の伝承

修善寺温泉のシンボル「独鈷の湯」には、こんな伝承が残っています。
病気の父の体を冷たい川の水で洗う孝行息子を見た弘法大師が、
「川の水は冷たかろう」と独鈷杵で岩を突き、霊泉を湧き出させたのだそう。

その話を知ってから川沿いを歩くと、紅葉だけでなく、目に映る景色全てが尊く温かく感じられます。

源頼家と修禅寺に残る歴史

そして、歴史が好きな私にとって、修善寺温泉は歩くだけで胸が高鳴る場所です。
修禅寺は弘法大師が開基したとされるお寺。

境内の紅葉が美しいのはもちろん、ここには源頼朝と北条政子の長男・源頼家が幽閉され、最期を迎えたという歴史が残っています。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ゆかりの地としての修善寺

修善寺温泉のある伊豆市は、小栗旬さん主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台にもなった場所です。
供養のために北条政子が建てたとされる「指月殿」では、息子を暗殺された母の悲しみが伝わってきます。歴史に詳しくなくても、背景を知って眺める紅葉は一段と鮮やかに見える気がします。

初めてでも迷わない修善寺温泉へのアクセスガイド

東京方面から電車で行く場合(新幹線+伊豆箱根鉄道)

修善寺温泉は、主要駅からのアクセスがとてもシンプル。

私が実際に行った電車ルートと、車での行き方も紹介します。

最短&迷わない! 

東京方面から電車で行く場合(新幹線+伊豆箱根鉄道)

東京 (新幹線ひかり 約45分)→ 三島(伊豆箱根鉄道 約30分)→ 修善寺駅

修善寺駅(バス 約10分)→ 修善寺温泉街 バスは「みゆき橋」か「修善寺温泉」で降ります。

修善寺駅のバス乗り場は駅前ロータリーを出てすぐ。

荷物が多い・寄り道したい人におすすめ 

車で行く場合(高速道路・下道ドライブの目安)

● 東名沼津IC / 新東名長泉沼津ICから → 約30分(有料道路利用)

 ※ 伊豆縦貫道 → 伊豆中央道 → 修善寺道路(有料)

● 下道で行く場合  

東名沼津IC / 新東名長泉沼津IC → 国道1号 → 国道136号(下田方面)で約50分

道路が整備されていて運転しやすいので、寄り道をしながら紅葉ドライブしたい人にぴったりです。

日帰りで楽しむ修善寺温泉紅葉“いいとこ取り”モデルコース

日帰りで紅葉を満喫したい―そんな人におすすめしたいのがこのプラン。
修善寺温泉のおいしいところと、紅葉ライトアップの両方をぎゅっと凝縮したコースです。

ランチからスタートする紅葉さんぽプラン(7〜8時間)

Step1  修善寺温泉に到着

お昼前に到着しておくのがポイント!

Step2  ランチ:わさび蕎麦or わさび御飯で旅のスタート

紅葉時期はお昼時に混むので、早めのランチがおすすめ

修善寺名物は、生わさびを自分ですりおろして食べる蕎麦。香りが格別です。

Step3  紅葉 ×桂川 × 竹林散歩

桂橋からの眺めは、赤いもみじが川に映り込む絶景フォトスポット。

独鈷の湯、風情ある日枝神社もすぐ近く。

Step4  修禅寺 & 指月殿で歴史に浸る

境内は赤いもみじに包まれ、静かな空気が漂っています。

Step5  カフェでひと休み

歩き疲れたら、温泉街のカフェでひと休み。

散策の余韻を楽しむ時間も旅の楽しみです。

Step6  虹の郷:紅葉ライトアップへ

タクシー or 自家用車で移動(約2.6km)

※ タクシー利用なら、帰りのタクシーを先に予約しておくと安心。

ライトアップ時間:17:00〜21:00

    

Step7   三島駅へ帰路

タクシー利用の場合、修善寺駅まで約4.6km

「歩いて・食べて・撮って・癒される」修善寺の魅力を、1日で全部味わえる!

紅葉の鮮やかさと温泉街の情緒を、ぎゅっと閉じ込めたモデルコースです。“旅をした”という満足感が残る日帰り旅になるはずです。

1泊2日で満喫する修善寺温泉“ご褒美”モデルプラン

時間に追われず、紅葉×温泉×グルメを満喫できる大人のゆったり贅沢旅。

Day1—三島から修善寺へ、紅葉と温泉を楽しむ一日

Step 1  三島駅到着 源兵衛川さんぽ

透明な水辺の散歩道。ゆっくり歩きながらマイナスイオンをたっぷり吸収して旅のスイッチオン。

Step2  ランチ:三島名物うなぎ

三島は“清流の町”。水が良いから、うなぎがふっくら絶品。

Step3  修善寺温泉へ移動(電車 約35分)

Step4  紅葉 × 桂川 × 竹林散歩

桂橋からの眺めは、赤いもみじが川に映り込む絶景フォトスポット。

独鈷の湯、風情ある日枝神社もすぐ近く。

Step5  修禅寺 & 指月殿で歴史に浸る

境内は赤いもみじに包まれ、静かな空気が漂っています。

Step6  温泉宿チェックイン → 夕食 

地元食材を使った料理を満喫。ゆっくり味わえるのが泊まり旅の醍醐味。

Step7  温泉街の紅葉ライトアップを見に夜散歩

桂川沿いの紅葉と竹林がライトに照らされ、幻想的な世界に。

Step8  温泉

夜散歩で冷えた身体を温泉で温めて、翌日に備えましょう!

Day2—修善寺自然公園ともみじ林&虹の郷を巡る

Step1  バス or 自家用車で 修善寺自然公園のもみじ林へ

バスは本数が少ないので、事前に時刻表を確認しておきましょう。

約1,000本のもみじが広がる、伊豆でも屈指の紅葉スポット。真っ赤なもみじと秋の香りを全身で感じられる場所です。

Step2  虹の郷の紅葉散策

徒歩 or 車で 虹の郷 へ

徒歩だと 約700mですが、坂道。

歩ける方は絶景のためにチャレンジする価値あり!

広大な園内を奥へ進むと立派な日本庭園があります。富士山が見えるスポットもあり、写真映え抜群!

Step3  帰路:修善寺駅 → 三島駅へ

温泉でゆったり、紅葉を愛でて、美味しいものを食べて。
時間を気にせず、修善寺温泉ならではのご褒美旅で心からリフレッシュできます。

紅葉の修善寺温泉をより楽しむためのヒント

紅葉の美しさだけでなく、修善寺温泉は“歩く時間”そのものが心地いい場所です。
せっかく訪れるなら、できるだけゆったり、静かに楽しめるように。
ここでは、旅をより快適にするための小さなヒントをまとめました。


混雑を避けたい人におすすめの時間帯・曜日

紅葉シーズンの修善寺温泉は人気の観光地ですが、
少し工夫するだけで、混雑を気にせず歩ける時間帯があります。

● もっとも静かな時間帯:朝9時前

特に桂川沿いの散策路は、朝の光が差し込み、
川霧がうっすら出る日もあり、写真撮影にも最適です。

● 観光客が増える前
● 団体旅行の時間帯とも重ならない
● 木漏れ日が一番きれいに入る

朝の修善寺温泉は、まるで別の場所のように落ち着いた空気が流れています。


● 平日(火〜木)が狙い目

週末は温泉街の人通りが増え、駐車場も混み合います。
可能であれば 平日の火曜〜木曜 が比較的静かです。


● 意外とおすすめ:“雨上がり”の時間

雨上がりの紅葉は、葉が濡れて光を反射し、
赤やオレンジが普段より深く見えることがあります。

道が少し濡れるので歩きやすい靴は必要ですが、
人も少なく、写真を撮るにはとても良いタイミングです。


服装と持ち物(秋の修善寺温泉であると安心なもの)

修善寺温泉の紅葉時期(11月〜12月初旬)は、
昼と夜の気温差が大きいのが特徴です。

「観光は快適に、夜はしっかり温かく」
というバランスが大切になります。


● 服装の目安(11月下旬の体感温度)

  • 日中:長袖シャツ+薄手のアウター
  • 朝晩:冷え込みが強いので、軽量ダウンやフリースがあると安心
  • 風が強い日は体感温度が下がるため、マフラーが役立ちます

紅葉シーズンの修善寺は山間部なので、
夜にかけてしっかり気温が下がります。

ライトアップを見に行くなら、
“少し暖かすぎるかな?”くらいの服装がちょうどいいです。


● 歩きやすい靴(必須)

竹林や桂川沿いは歩きやすい道ですが、
もみじ林や虹の郷はアップダウンが多めです。

  • スニーカー
  • ローカットのトレッキングシューズ

このあたりが快適です。


● 持っていくと便利なもの

  • モバイルバッテリー(写真を撮ると電池が減りやすい)
  • 折りたたみ傘(山の天気は変わりやすい)
  • 飲み物(温泉街はカフェまで距離がある場合も)
  • エコバッグ(お土産を買いたくなる場所が多い)

特にライトアップは冷えるので、カイロが一つあると夜の散策がぐっと快適になります

まとめ—心がほどける紅葉の修善寺温泉へ

静かに流れる桂川、竹林を揺らす風、視界いっぱいに広がる紅葉。
修善寺温泉の旅は、強張っていた体と心がほどけていくような優しい時間でした。

虹の郷で幻想的なもみじのライトアップを見ていたときのこと。
見とれて写真を撮っていると、「…!? なんか膝がくすぐったい!」
下を見ると、お隣にいたご夫婦のワンちゃんが、私のコートにもぐって匂いをクンクン(笑)

「うわぁ!」と驚いた声にご夫婦が気づき、「すみません!!」と慌ててリードを引き寄せてる(笑)
あまりにもきれいで、みんな紅葉に意識を持っていかれちゃいました。

虹の郷やもみじ林は敷地が広く、混んでいても人が気になりにくい。
「せっかくならのんびり紅葉を眺めたい」
「静かに秋旅を楽しみたい」
そんな人には、修善寺温泉はぴったりの場所です。

紅葉を眺めて、温泉でゆっくりして、美味しいものを食べる。
普段時間や仕事に追われていた日常の慌ただしさから抜け出させてくれました。「また明日から頑張ろう!」と思える “心に余白が生まれる旅”が、修善寺温泉にはありました。

mimosa

旅行大好きです。昔は1人でゴハンも食べられなかった私が、今では1人旅も大好きに!
旅先での感動や発見をお届けします。

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